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新型コロナ 福島市で2人感染、経路不明 福島県内計4人に

4/1(水) 8:11配信

福島民報

 県は三十一日、福島市の七十代の会社員男性、仙台市から福島市に帰省していた二十代のサービス業女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内で一日のうちに複数の陽性反応が確認されるのは初めてで、感染者は計四人となった。いずれもこれまでの県内発症例と異なり、直近の海外渡航歴はなく感染経路が不明で、市中感染に当たる可能性もある。県、福島市は連携して感染経路や濃厚接触者の有無の確認を進める。
 県や福島市によると、二人とも三十一日に県内の感染症指定医療機関に入院した。現在は軽症という。
 七十代男性は二十三日に下痢症状、二十六日に三七度の微熱を覚え、二十七日に三八~三九度の熱があり医療機関を受診した。三十日も三八度強の熱や軽いせき、たんが出たため再受診した。胸部CT検査で肺炎の所見が確認され、医療機関から帰国者・接触者相談センターに連絡があった。三十一日に市保健所でPCR検査を行い、陽性と判明した。
 男性は家族二人と暮らしており、二十三、二十四の両日はマスクを着用して出勤した。基本的に内勤職で、外部の人と接する機会は少ないという。二十五日以降は仕事を休み、市内にとどまっていた。
 二十代女性は二十五日に仙台市から両親の住む福島市の実家に電車で帰省。この時点で熱っぽさや全身の倦怠(けんたい)感があった。二十七日に微熱や息苦しさ、胸の痛みを感じ、二十八日に医療機関を受診した。だるさや微熱が続き、三十日に帰国者・接触者相談センターに相談して帰国者・接触者外来を受診した。三十一日に市保健所のPCR検査で陽性と確認された。
 女性は仙台市内の職場で働いており、同居者の有無など詳しい生活状況を確認している。帰省前の二十三日には東京都に日帰りで買い物に出掛けていた。帰省後の二十六日は友人一人と福島市内を車で移動していた。
 県と市は新たに感染した二人の家族や職場の同僚、友人らに濃厚接触者がいる可能性があるとみて市保健所が中心となり調査する。
 県内でこれまでに確認された患者は、集団感染の起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客だったいわき市の七十代男性と、エジプト旅行から帰国後に発症した郡山市の七十代女性の計二人で、感染経路はほぼ特定できている。
 内堀雅雄知事は県庁で記者会見し、感染経路の不明な患者が二人確認される現状について「重く受け止めている。二例目までと異なるフェーズ(局面)に入った」との認識を示した。密閉、密集、密接の「三つの密」が重なる場所を避けるなど、県民に改めて感染拡大防止への協力を要請した。
 県立校や公立小中学校の教育活動を一日から再開する方針については、現時点で変更する考えはないとした。

最終更新:4/1(水) 20:08
福島民報

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