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わずか1週間で卒業式のオンライン配信を実現――選択肢を持ち、困難を協業で乗り換えるさまを体現して見せた立命館小学校

4/1(水) 13:01配信

EdTechZine

 立命館小学校(京都府京都市・私立)は3月14日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ臨時休校要請の状況が続くなか、保険衛生上の安全面を配慮し、インターネットの映像配信を活用した卒業式を実施した。

 会場には卒業生および教職員のみが集い、保護者やその親戚はMicrosoft Teamsを活用したライブ配信で、その模様を見守った。参加した卒業生は留学中の2名を除く108名。当日は、端末ベースで約220名が視聴したという。

 同校は、教育界のノーベル賞とも呼ばれる「グローバルティーチャー賞」に、昨年トップ10ファイナリストの一人としてノミネートされた正頭英和(しょうとう・ひでかず)教諭が所属していることでも知られている。

卒業式のオンライン配信は、どのように行われたのか

 ライブ配信には、Microsoft Teamsの「Teamsライブイベント」機能が利用された。この機能を利用すると、主催者が参加用のURLを発行するだけで、アカウントやライセンスを持っていないユーザーでもログインせずに、PC上のWebブラウザやモバイル端末のTeamsアプリからイベントをライブ視聴することができる。

 オンライン会議を目的とした「Teams会議」のように双方向のコミュニケーションは行えないが、最大1万人まで参加することができ(Teams会議では250名まで)、Q&Aのチャット機能なども用意されている(今回の卒業式ではチャット機能は不使用)。

 Teamsライブイベントの利用には、教育機関向けでは「Office 365 A3/A5」のライセンスが必要になるが、立命館小学校では、Office 365を導入済みだったため、そのライセンス内で利用することができた。なお、2020年3月現在は、休校期間中に遠隔授業を行えるようにOffice 365 A5が6か月間無償提供されているので、ライセンスを未所有の教育機関でも試すことができる。

 Teamsライブイベントの主催者は、参加者に対し「特定の人のみ/組織内のみ/誰でも」と、さまざまなアクセス許可の設定を行える。誰でも(パブリック)に設定すれば、サインインも不要となるため、今回はこの設定が利用され、視聴URLを関係者に限定して配布する形で実施された。

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最終更新:4/1(水) 14:22
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