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ビバンダムは葉巻愛好家! ミシュランマンの変遷が分かるガソリンスタンド博物館

4/1(水) 8:13配信

くるまのニュース

ギネスにも登録されている収蔵数を誇る、ガソリンスタンド博物館

 ミラノから車で1時間弱、50kmほど北西に向かったところにトラダーテという街がある。そこに、ギネスにも登録されているという「ガソリンスタンド博物館」が存在する。先日この博物館を訪れた。

【画像】クールでカッコいいヴィンテージロゴがたくさん!(37枚)

 この博物館のオーナーは、グイド・フィゾーニ氏。まずは、グイド氏がどうしてこの博物館を作ってしまったのかという経緯からお話しよう。

 グイド・フィゾーニ氏は1941年生まれ。家具の製造業が密集する地「ブリアンツァ」で木材を取り扱う仕事が家業であった。1950年代末になると市場は「ブリアンツァ」地方の家具から徐々に、価格が低いベネト地方へと推移してしまった。

「この先、木材関連の仕事はどうなっていくのだろうか?」という危機感を持っていたグイド氏は、20歳を迎えようとした頃、家業を継がず、将来性がある「石油の世界」へ飛び込んだのである。

 1960年代から1970年代にかけてイタリアには、3万5000を超えるガソリンスタンドが存在していた。そこで彼が注目したのが、ガソリンスタンド関連の事業だった。20歳になったばかりのグイド氏は数名の社員を抱え、SIRM社を設立。

 ガソリンスタンドの建設、備品の提供、ガソリンポンプの修理、メンテナンスなどをおこない徐々に事業を拡大し、イタリアだけにとどまらず、フランス、スペイン、イギリス、アルバニア、チェコ……等々へと事業を広げていった。

 グイド氏がガソリンスタンド関連グッズを集めだしたのは、仕事を始めて間もない1961年。たまたま砂採掘場に放置されていたBERGOMI社製のガソリンポンプを発見してからだ。

 その見捨てられたボロボロのガソリンポンプを見て心が傷んだグイド氏は、「これからは用無しになって捨てられてしまったガソリンポンプを集め、丁寧にレストアをして新たな命を甦らそう」と思ったそうだ。

 思いついたらすぐ実行。グイド氏は、社内にレストア部門を創設し、レストアだけをおこなう職人を常時させた。

 自らもハンドルを握り、ガソリンスタンドの建て替えや店じまいなどにも立ち会う機会が多かったグイド氏は、ガソリンポンプをはじめ、広告看板やガソリン缶、石油会社のオフィシャルグッズなど、捨てられていたものを大切に持ち帰った。そしてすでにその頃から、ガソリンスタンドミュージアムをつくる決心を固めていたという。

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最終更新:4/1(水) 8:13
くるまのニュース

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