日本一短いローカル私鉄・紀州鉄道。5駅を約8分で走ります。紀州鉄道は赤字が続いているといいますが、事業が続けられている理由は一体何なのか、現地を密着取材しました。
日本一短いローカル私鉄『紀州鉄道』があるという和歌山県御坊市を訪れた取材班。
(取材班)「ありましたありました。1両タイプの列車なんですね。」
少し年季が入った車両に、車内もどこか懐かしい雰囲気。これが『紀州鉄道』です。
紀州鉄道は御坊駅・学門駅・紀伊御坊駅・市役所前駅・西御坊駅の5駅を結び、距離にして2.7kmを約8分で走ります。
料金は区間によりますが120円~180円。5駅のうち4駅は無人駅で「紀伊御坊駅」のみが有人駅です。
そんな『紀州鉄道』の“ある1日”に密着取材しました。
午前5時半、取材班は雨が降る中「紀伊御坊駅」に向かいました。紀州鉄道に勤めて7年の紀州鉄道鉄道事業部・大串昌宏さん(54)が出迎えてくれました。
(Q始発の時間は?)
「始発は紀伊御坊駅が6時8分になります。」(大串さん)
(Q1日何本出ているのですか?)
「1日20往復の40本です。」(大串さん)
列車の時速は20km、自転車と同じぐらいのスピードで走る列車に乗って移動する人はいるのか?取材班、張り込んでみることにしました。
始発の6時8分。「紀伊御坊駅」に列車が到着しましたが、期待とは裏腹に始発のお客さんは0人でした。
(Q誰も乗っていませんでしたが?)
「始発はよくあることで、その日によって、天候の具合などでまちまちなんです。」(大串さん)
その後1時間、張り込みを続けるもお客さんには出会えません。
調査開始から2時間経った8時30分、場所を変えて紀伊御坊駅の隣の「市役所前駅」に移動してみると、ついに1人の男性が乗ってきました。どこへ向かうのでしょうか。乗り込んだ列車内でお話を聞いてみました。
「2つ隣の駅『学門駅』に行くんですけど。私、全国の鉄道の駅を巡っていまして。この紀州鉄道にも乗ってみようということで。」(会社員の男性・23歳)
(Qこれに乗るのは初めてですか?)
「2回目ですね。」(会社員の男性・23歳)
(Q市役所前駅には何があるのですか?)
「さっきの駅は降りたことがなかったので、乗って降りてを繰り返して、駅を利用したことにして、写真を収めていくということをしているんです。」(会社員の男性・23歳)
男性は10年前から鉄道にハマり、日本全国約9400駅のうち、すでに5000駅以上を訪れているという筋金入りの鉄道マニア。今回は、以前に降りることができなかった3つの駅「学門駅」「紀伊御坊駅」「市役所前駅」を訪れるため、わざわざ名古屋からやってきたそうです。
最終更新:4/1(水) 13:46
MBSニュース





































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