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中村俊輔が本音で明かす、コロナ禍の先行き見えぬ現況と、「降格無し」の特例措置

4/1(水) 11:50配信

REAL SPORTS

新型コロナウイルスの影響で、公式戦を中断しているJリーグ。J1は5月9日再開を目指しているが、酒井高徳(ヴィッセル神戸)の感染が明らかになり、いまだ予断の許さぬ状況となっている。こうした先行きの見えない現況と、「降格を無し」とする特例のレギュレーションを、選手はどのように見ているのだろうか? プロ24年目、中村俊輔の本音とは――?

(文=藤江直人)

横浜FCと名古屋グランパスがトレーニングマッチを実施した想い

豊田スタジアムで実戦に臨むのは、24年目を迎えたプロサッカー人生で7度目になる。横浜F・マリノスで4度。日本代表とジュビロ磐田でそれぞれ1度。そして、昨夏に加入した横浜FCの一員として初めてピッチに立った中村俊輔の視界に、見たことのない光景が飛び込んできた。

過去6試合の平均で2万7000人あまりのファン・サポーターが詰めかけてきた、最大で約4万5000人を収容できるスタンドには誰一人としていない。新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるうなかで、名古屋グランパスとの間で組まれた3月28日のトレーニングマッチは無観客の状態で行われた。

当初設定されていた4月3日の公式戦再開を見据えて、2月下旬から中断されてきた間に積み重ねてきた練習の成果を試す場としてグランパスとのトレーニングマッチが組まれた。しかし、3月25日の臨時実行委員会でJリーグは再開目標を再び変更し、J1は5月9日が新たに掲げられた。

一方で東京都の小池百合子知事に呼応する形で、神奈川県の黒岩祐治知事も3月最終週の土曜日および日曜日における不要不急の外出を控えるように要請。東京に本拠地を置くFC東京や東京ヴェルディ、FC町田ゼルビアが予定していた練習やトレーニングマッチを次々と休止していた。

横浜FCにもグランパス戦をキャンセルする選択肢があった。しかし、公式戦の再延期を決めた臨時実行委員会後に、DAZN(ダ・ゾーン)がトレーニングマッチのライブ配信を申し入れてきたことで状況が一変した。27日に発表されたリリースで、横浜FCはこんな言葉を綴っている。

「プロ野球界でも選手が新型コロナウイルスに感染したことが判明し、政治レベルでも外出自粛要請が発令されるなど、日々、新型コロナウイルスに対して緊張感が高まっています。横浜FCでは今回の名古屋グランパスとのトレーニングマッチを、単なるチーム強化のための試合ではなく、すべてのサッカーファンに勇気と元気を与えるもの、加えて今後リーグが再開するにあたって、試合運営のベースになるような試合にしたいと考えています」(原文ママ)

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最終更新:4/1(水) 13:09
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