スギ花粉症もピークを迎え、症状に苦しんでいる方が多くいらっしゃると思います。
私は、『花粉は政治の力で解決すべき』だと、「花粉症撲滅プロジェクト」を公約に掲げてきました。
今回参議院議員に就任し、改めてこれまで国が取り組んできたことを各府省庁から急ピッチでヒアリングし、日本全国の研究機関、民間の花粉症対策の実状について調査し、それらを併せ全体の課題を洗い出しました。
3月10日、参議院・内閣委員会(質疑議事録)では、私から竹本直一大臣はじめ政府に花粉症対策のグランドデザインを提案し、政府一丸となっての花粉症総合対策のとりまとめを強く要請しました。そしてこの度内閣委員会の質疑に立ったこともあり、皆さんに逐一調査の詳細をお伝えできなかったのですが、これまで調査をした花粉症対策の詳細と、今後政治で課題をどう解決していくのか、お伝えします。
結論として、花粉症対策を政治の力で解決するには、あらゆる側面から花粉症を軽減していくアプローチをとる「総合的な取り組み」が不可欠です。そして、国全体の花粉症対策は環境省が主導で進めていくのが良いのではないか、と考えています。
ここで、私の提案する「総合的な取り組み」という意味合いについて説明します。花粉症は単に「花粉を飛ばすスギを伐採すれば解決する」という単純なものではありません。一例を挙げれば、林野庁が取り組んでいる伐採や花粉を出さない花粉症対策苗への植え替えには、大変な時間がかかります。そして、国民の期待が大きかった根治治療法の花粉症ワクチンは研究が終了していました。
そこで私は、花粉の「生成」という川上から、「発症」という川下までを以下のような4つのフェーズに分け、総合的な花粉症対策を推し進めていきたいと思います。
1.生成(育種・森林管理)⇒ 花粉飛散量を減らす
2.飛散(測定、予報、情報提供)⇒ 花粉飛散情報を流す、知る
3.曝露(除去、防護、阻止)⇒ 花粉に接しない、花粉を除去する
4.発症(検査、予防、治療)⇒ 快適な生活を送るようにする医療、医薬品
現地調査や研究機関のヒアリングをしたデータをカテゴライズし、この4つのフェーズを更に以下の表にまとめました。そして、今回浮き彫りになった重要課題として、「曝露」についての国の取り組みが一切ないということが判明しました。
こうなっている原因には、「所管の省庁がない」ということが一つです。そこで、それぞれの省庁に曝露を取り組むこができないか、話し合いを重ねましたが、どの省庁も難しいという回答でした。
林野庁による見解では、「花粉の発生源対策しかできない」、厚労省は、「発症前の段階では取り組むことはできない。衛生用品(マスク等)は厚労省の所管だが、花粉症対策製品は経産省。住環境は国交省である。曝露まではできない。」とのことでした。
環境省は「公害であれば環境省の管轄だが、花粉は公害ではないので、環境省でも何もできない。」とのこと。こういった管轄がバラバラに取り組んでいる状況を整備することは、今後花粉症対策を政治主導で取り組む上で必須でしょう。
最終更新:4/1(水) 15:41
選挙ドットコム































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