ここ最近、新型コロナウィルスの流行で、さまざまな不安とともに過ごされている方が多いと思います。
【写真特集】 猫の「くまお」「こぐま」が遊んでいる様子を眺めるとほっとする
私ももれなく、その中のひとり。
自分の健康面も、仕事や暮らしも、先が見えないということは、人間を一番不安にさせる要素ですね。
そんな中で、ネコが遊んでいるのをボンヤリ眺めたりしているときだけは、そんな不安を唯一忘れさせてくれる、安堵の時間です。
今さらですが…どうぶつのチカラってすごい。ありがとうネコ。
何げなくインターネットやSNSを開くと、何が正しい情報なのかわからないうえ、不安な気持ちにさせられるニュースが次々に飛び込んできます。
いつもと同じことをしているのに不安に感じるこの状況は、阿部美奈子先生のお話では、私達が「グリーフ」(悲嘆)を感じている状態なのだと言います。
まずは自分がどんなことに一番のグリーフを抱えているか認識しようと、整理してみると……
私はやはり、「万が一自分が感染してしまった場合、自分の体のことよりも、ネコたちをどうすればいいのか?」ということに一番の不安を感じていることがわかりました。
地震や災害のときは、預かってもらう人を探すだけでよかったのに、今回のように「飼い主が感染症にかかったら」という場合、どうするのが正解なのか? きっと騒動が終息したころに、正解は見えてくるのだと思います。
また、こんな時に不安な気持ちや悩みを、安心して話し合えるコミュニティが自分にはないことに、私は不安を感じています。
同じ悩みを抱えている方がたくさんいるなら、こんなときこそ、何かを始めるべきタイミングと考えていいのかも、と思ったりしています。前向きに解決する方法を考えることも、自分自身のグリーフケアになっているんですね。
そんなことを考えているとき、「レジリエンス」という言葉に出会いました。
レジリエンスとは「外からチカラが加わっても、また元に戻るためのチカラ」のこと。ジャーナリストで翻訳家の枝廣淳子さんはこの言葉を「しなやかに強く」と訳しています。
何かあった時に解決していくチカラ。「何があっても折れない心で、暮らし、地域、社会をつくる」という考え方は、ネコやどうぶつとの暮らしにも大切なこと。
そう気づき、日々不安に踊らされるのではなく、常に柔軟に対応し、急に強い風が吹いてきても、しなやかで強くいられる飼い主でありたいと、改めて思いました。
これまでそんなことを意識せず、くまおとこぐまとヌクヌクと暮らして来た私には、簡単に、とはいかないので、あくまで理想ですが…。
でも、理想の考え方に出会い、その気持を持ちつづけることは、不安に打ち勝つことにつながる気がします。
自分の命も、ネコの命も、同時に守るために自分にできることを考える。その輪を広げていくことで、みんなでこの騒動も乗り越えていけるのかもしれません。
どうぶつと暮らす人には、災害などの非常時に、いのちを守る責任があります。そのことを考える難しさと、生き物と暮らす責任の重さを感じつつ、課題を楽しむ心の余裕を持てたらと思います。
今この記事を書きながら、となりで寝息を立てて爆睡しているくまおに教えられることは、毎回大きな課題だなと気付かされます。
今回はメガトン級の課題がやってきたことに間違いないですが、これを乗り越えたらその分、楽しいことにつながると信じて……おじさんのような顔をしたネコの存在の大きさにも感謝して暮らしたいと思います。
それにしてもくまおと「レジリエンス」というフレーズのギャップはすごいなぁ。
sippo(朝日新聞社)
最終更新:4/1(水) 18:21
sippo

































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