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22歳のシンデレラ・一山麻緒、その魅力と可能性

4/1(水) 17:30配信

VICTORY

東京五輪の女子マラソン代表。3月8日の名古屋ウィメンズマラソンで”ガラスの靴”にその足を滑り込ませたシンデレラが22歳の一山麻緒(ワコール)だ。

最後の1枠を獲得するには、1月の大阪国際女子マラソンで松田瑞生(ダイハツ)がマークした日本歴代6位(当時)の「2時間21分47秒」を上回らないといけなかった。しかも、スタート時の天候は雨、気温8.4度。レースが進むごとに気温が下がる難しいコンディションのなかで”新たな才能”がキラリと光った。

トップ集団はキロ3分20秒ペース(2時間20分39秒ペース)で進むが、25km以降はペースメーカーの動きが鈍る。29km手前でワコール・永山忠幸監督から「いつでも行っていいよ!」と声がかかると、一山が驚異的な高速ラップを刻んだ。

29~32kmをキロ3分14秒ペースに引き上げて、32~33kmはキロ3分10秒までスピードアップ。自己ベスト2時間20分39秒のピュアリティー・リオノリパ(ケニア)と同2時間21分01秒のヘレン・トラ(エチオピア)を突き放した。

30kmの通過タイムは大阪国際の松田から40秒遅れていた。しかし、一山は35kmまでの5kmを16分14秒で走破すると、40kmまでの5kmも16分31秒でカバー。冷雨のなかを爆走して、東京五輪への道を突き進んだ。

一山は2位以下を2分以上も引き離して、2時間20分29秒の大会新でフィニッシュ。日本人国内最高記録(2時間21分18秒)を17年ぶりに更新すると、日本歴代記録でも野口みずき、渋井陽子、高橋尚子に次ぐ4位にランクインした。

瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは、「前半よりも後半の方が23秒速い。驚きでした。この走りをすれば、世界でも通用するんじゃないかと思っています。東京五輪が楽しみですし、日本記録を狙う一番手だと思っています」と一山の走りと今後の可能性を高く評価した。

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最終更新:4/1(水) 17:30
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