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花は買わない、風を感じる サステイナブルな暮らしを生む 住まいの外回りのこと

4/1(水) 16:00配信

本がすき。

春の足音が聞こえてきた頃から、浅川あやさんの家づくりの作業は、住まいから外周りを整えることにシフトされています。職人さんの手も借りてはいますが、家族で作業をすることがほとんど。元々土に触れることが大好きなあやさんですから、大きな倒木があってもなんのその。この場所を選んだ理由にも、広い庭が欲しいという夢が基本にありました。

「家のキッチン前に、外で作業するための作業場をつくりました。そこに薪や庭づくりの道具を置いていますが、テーブルや椅子もあるので、時々そこでお茶をしたりゴハンも食べたり。それが何とも気持ちよくて、外で食べるだけでいつもより美味しく感じたりするんですよ。不思議ですね」

内と外の境界線が曖昧な家をつくりたいと、最初から語っていたように、テラスとリビングには段差が無く、大きな一枚ガラスの掃きだし窓を開ければ、そのままアウトドアリビングになる設計の住まい。木々を通ってくる風や、鳥たちの囀り、木漏れ日、そんな庭からの贈りものは家のなかに居ても存分に楽しめます。でも、自然が何より大好きなあやさんは、より外との一体感を求めているようです。そのための労働だから、チェーンソーを使うことも、鍬で竹の根を掘ることも大変には感じていないのかもしれません。

「倒木や雑草でぼうぼうだった庭ですが、少しずつ歩ける場所を広げています。その過程で楽しい発見があったんですよ。倒木の下にカブト虫の幼虫がいたり、野いちごを見つけたり、そうした寄り道をしながらの作業なので、なかなかはかどらないけれど、それそのものが楽しみでもあるんです」

この敷地には以前の住人が植えていた樹木や草花があり、50年放っておかれたことで野生として育った逞しい美しさがあります。あやさんは、その美を大切に保存し一緒に共存することを目指しています。
「わざわざ花を買って生けることもしなくなりました。少し前は石蕗がたくさん咲いていて、今は藪椿がみごとなので、少しずつ庭からお裾分けしてもらい家のなかにも飾っています。昨年末には、千両も実が立派に育っていたので玄関に飾りました。それからアプローチにあるニッキの木も、葉からスッーと爽やかな香りが漂います。庭仕事に疲れるとその葉を取って深呼吸、癒されますね。そうした時間を過ごしていると季節の移ろいを肌で感じ、空が綺麗なだけでも“毎日ありがとう“という気持ちになります」

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最終更新:4/1(水) 16:00
本がすき。

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