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欧米半導体装置メーカー、売上見通しの修正・撤回相次ぐ

4/1(水) 20:20配信

LIMO

 ASML、アプライド マテリアルズ(AMAT)、ラムリサーチなど欧米の主要半導体製造装置メーカーの売上見通しの修正・撤回が相次いでいる。新型コロナウイルスの感染拡大により、外出制限や物流インフラの停滞、部材調達が困難になっているためだ。新型コロナの影響でコンシューマー製品を中心に最終需要が落ち込みを見せるなか、在宅勤務/テレワークの急速な進展に伴い、半導体市場はクラウド需要が大きな伸びを見せており、今回の装置メーカー各社の修正は需要減よりも供給面での制約が要素としては大きくなっている。

カリフォルニアの屋内退避指令で業務停滞

 米系大手のAMATとラムリサーチが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、直近の売上高見通しを相次いで撤回している。本社があるカリフォルニア州での外出禁止令に加え、ラムリサーチの場合は生産拠点(委託先)があるマレーシアでも生産活動の停止措置が出たことで売り上げのめどが立たなくなってきた。今後、両社のように装置生産の停滞や部材・パーツ調達が困難になるケースも想定され、一部で引き合いが増している顧客企業の納期に間に合わない事態も出てきそうだ。

 ラムリサーチは当初、20年1~3月期の売上高見通しとして、28億ドル±2億ドル(中心値は前四半期比8%増/前年同期比15%増)を計画。ファンドリー/ロジック分野の投資が引き続き好調に推移する見通しであることから、高い水準を見込んでいた。しかし、新型コロナの影響から3月17日付で白紙に戻した。

 3月16日以降、シリコンバレーを含むカリフォルニア州の複数のベイエリアでは屋内退避指令(Shelter in Place)が発動。本社のあるフリーモントでの業務ならびに、エッチング・成膜装置の心臓部ともいえるチャンバーの生産を行うリバモアの生産活動を一時的に停止せざるを得ない状況となっている。さらにマレーシアでも大手EMS(フレックス)を活用して装置の最終組立を行っているが、同国でも最低限のインフラを除くすべての経済活動を制限する活動制限令が出されたことで顧客への出荷が行えない状況になっている。

 その後、マレーシア政府は条件付きで一部製造業の操業を認める例外措置を発表している。これには食品や医療のほか、化学品や電気電子産業も含まれており、従業員の減員や衛生環境の整備など一定の条件を満たすことを条件に操業の継続を許可するもの。ただ、マレーシアでの生産活動停止を回避できたとしても、操業度が落ちることは確実だ。加えて、部材・パーツの調達も今後支障が出てくることが想定されるため、影響は不可避との見方が大勢だ。

 AMATも3月23日付で、20年度第2四半期(2~4月)の売上高予想を取り下げた。具体的な修正ガイダンスはラムリサーチ同様に開示しなかった。

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最終更新:4/1(水) 20:20
LIMO

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