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【大化けなるか?】次期「フェアレディZ(Z35)」の姿 Z31~Z34リアルタイム体験から考える

4/1(水) 11:30配信

AUTOCAR JAPAN

次期フェアレディZ、「400Z」なのか?

text:Kenji Momota(桃田健史)

欧米では「Z(ゼット)」ではなく「Z(ジィー)」と呼ばれる、「フェアレディZ」

【写真】あなたにとっての「Z」どのモデル? 懐かしのモデルも【比べる】 (31枚)

そんな「Z」の次期モデル情報が世界各地で飛び交っている。

AUTOCAR英国編集部は今年(2020年)3月後半、米モータートレンドがつかんだ情報として「新しいZに関する商標の申請がカナダ政府機関に提出された」と伝えた。

記事のなかでは、新型車に対して「400Z」という表現が使われている。

北米や欧州では、現行の第六世代(Z34)が「370Z」、また第5世代(33Z)を「350Z」という商品名で読んでいる。

次期モデルでは、V型6気筒3.0Lツインターボ搭載で最大出力400馬力級、と予測している。

果たして、次期Zは「400Z」なのか?

次期「Z」については、日本の自動車雑誌各社でもこれまで、開発裏事情などがスクープされ、各メディアが独自にイメージスケッチを公開した。

仮にこうした話が事実だとしても、現状の日産は「400Z」を許容できるだけの経営体制を構築できていると言えるのか?

カルロス・ゴーン元CEOに関する様々な問題は、解決の糸口すら見つかっていない。さらに、西川CEO退任後の新経営陣の一部が崩れるなど、ゴタゴタが続いている。

「Z」は日産という企業の、まさにシンボルである。

これまで様々「Z」の現場を見てきた身として、次期「Z」はどのようなモデルになるかを考えてみたい。

歴代Zとの出会い 背景にアメリカと深い関係

今回、次期「Z」に関する情報がアメリカから漏れてきたように、現時点で「Z」への関心は日本人よりアメリカ人の方が強いと感じる。

その背景には、「Z」とアメリカとの深い関係がある。

「Z」の歴史を振り返ると、アメリカでの成功が「Z」の継続を保証してきた印象がある。

まずは、実際の声を紹介しよう。

アメリカには「Z」のオーナーズクラブが多数あるが、そうしたミーティングに参加すると、70年代からの初代(S30)オーナーにも出会うことがある。

彼らに70年代当時の話を聞くと「このスタイリングで、この走り。しかも、当時としては欧州スポーツカーやアメリカのマッスルカー比べて、かなりの割安感があった」と証言する。

それが第2世代(S130)、そして第3世代(Z31)と時代が進むにつれて、より大きく、よりズッシリとしたグランドツアラーへと進化。とはいえ、ボディデザインのイメージで初代を継承した。

筆者(桃田健史)は80年代中盤からアメリカで活動しているため、2代目と3代目にリアルタイムで乗る機会が数多かった。

当時の感覚は、日本車に乗っているというより、アメ車に乗っているようなイメージすらあった。

「Zはこのあと、いったいどんな風に進化するのか、少し心配だ」と、友人のアメリカ人たちと話したことを思い出す。

ところが……。

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最終更新:4/1(水) 11:30
AUTOCAR JAPAN

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