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ネット証券の投信積立契約件数ランキング20年3月、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が2カ月連続でトップ

4/2(木) 18:55配信

モーニングスター

 大手証券3社の投信積立契約件数ランキング(月次、20年3月)で総合1位は、前月に引き続き三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」になった。トップ10に入るファンドは前月と同じで、その中にあって若干の順位の移動があった。「eMAXIS Slim」シリーズはトップ10に4本がランクインしているが、うち、「米国株式(S&P500)」「先進国株式インデックス」が上位を保ったものの、「全世界株式(オール・カントリー)」「バランス(8資産均等型)」が順位を落としている。

 ランキングは、定期的に月次の投信積立契約件数トップ10を公表しているSBI証券、楽天証券、マネックス証券の公開情報を使用。各社ランキング1位に10点、以下、順位が落ちるたびに1点を減点し、第10位を1点として、3社のランキング10位までのファンドの点数を集計した。

 トップ10に入った10銘柄の順位変動をみると、「米国株式(S&P500)」(米国の大型株中心)や「ひふみプラス」(日本の中小型株中心)のような、限定的な資産に投資するファンドの順位が高く、「バランス(8資産均等型)」(国内外の株式・債券・リート)といった、より多様な資産に分散投資するファンドが順位を落としている傾向がある。

 実際に「eMAXIS Slim」シリーズの4商品の基準価額の推移を比較してみると明らかだが、「米国株式(S&P500)」の価格の変動率が最も大きく、「バランス(8資産均等型)」のような資産分散の範囲が広がるほどに価格変動率が小さくなっている。資産分散効果が働くために、当然のことといえる。過去1年間(20年2月末基準)のリスク(標準偏差)は、「米国株式(S&P500)」が16.26%であることに対し、「バランス(8資産均等型)」は8.51%と、リスクの水準が半分程度になっている。

 この価格変動率の差があるため、「eMAXIS Slim」の年初来リターンで見ると、2月のピーク時には、「米国株式(S&P500)」が19年末比6.76%と最も高い到達点を記録し、「バランス(8資産均等型)」は同2.45%にとどまっていた。一方、今年の最安値を付けた時点では、「米国株式(S&P500)」が▲30.01%だったことに対し、「バランス(8資産均等型)」は▲26.09%だった。リスクの高い「米国株式(S&P500)」の方が、より高い高値を付けて、かつ、下落局面でもより深くマイナスになるという特性が出た値動きになっている。

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最終更新:4/2(木) 18:55
モーニングスター

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