母親がエホバの証人に入信したため、2世として25年間教えを信じてきた、たもさん。結婚、出産を経て、一人息子が病気に。エホバの証人では禁止されている「輸血」が必要だったことをきっかけに、脱退を決意。その後、自身の体験をTwitterでエッセイ漫画として投稿すると、「私も同じなので共感します」、「知らなかった世界なので一気に引き込まれた」など、さまざまな反響が。『カルト宗教信じてました。』、『カルト宗教やめました。』(彩図社)と2冊の本も出版。漫画を描くことに決めた理由や、その後の家族との関係について聞いた。
【漫画】きっかけはお母さんの入信、「全て背負う覚悟で描き切った」たもさん過ごしてきた25年とは、続編も一部公開
■なかなか理解してもらえない特殊な親子関係
――子どもの頃から絵を描くことが好きだったたもさんですが、1作目の『カルト宗教信じてました。』を描き始めたのは脱退後でしたか?
【たもさん】『信じてました』を描き始めたのは脱退後でした。宗教を辞めた後に、これからは自由にやりたい事をしよう、人生を楽しもうと夫と話していて、まず頭に浮かんだのが「漫画を思いっきり描く」ことでした。
――描くテーマを決めた理由はありましたか?
【たもさん】ファンタジーでもよかったのですが描きたいテーマが無く、私自身もともと自分の身の周りの人や物事を漫画に落とし込むのが好きで。それなら宗教のことは避けて通れないので、思い切って描けば、他の誰にも描けないものが描けるのではないかと思った次第です。
――宗教内部のことや、ご家族のことなど、かなり詳細な内容となっていますが、詳細に描くことへの抵抗や、ためらいはありませんでしたか?
【たもさん】 やはり実在の人物をモデルにするので多少は気を遣いました。特に信者ではない親族は、身内に信者がいることを知られたくないと言っていますし、信者である母親や姑の居場所を奪うようなことも、あってはならないと思っています。なので、なるべくどこの誰かが分からないようにしたのですが、分かる人には分かってしまうので、難しいところでもあります。
――出版後の反響はいかがでしたか?
【たもさん】やはり元信者だった、親や配偶者が信者だ、という方からの「共感した」という感想が多かったです。こんなに同じ悩みを抱えた人がいるのかと驚きました。
――印象に残っている感想は?
【たもさん】自分の話も漫画にして欲しいと、便箋にびっしり経験談を書いて送ってきてくれた方もいました。他の人も自分の胸の内を誰かに打ち明けたい、なんらかの形で発信して分かってもらいたいという思いがあるのかなと感じました。
最終更新:4/5(日) 4:25
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