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東邦チタニウム、茅ヶ崎に新触媒工場。マグネシウム・チタン系触媒、生産能力5割増強

4/2(木) 6:07配信

鉄鋼新聞

 東邦チタニウムは31日、合成樹脂ポリプロピレン(PP)の製造に使われるマグネシウム・チタン系触媒の生産能力を5割増強すると発表した。伸びる需要を取り込むため、約73億円を投じ茅ヶ崎工場(神奈川県茅ヶ崎市)内に新工場を建設する。5月に着工し、2022年11月に営業運転に入る計画だ。
 東邦チタニウムは茅ヶ崎、黒部工場(富山県黒部市)の2拠点で触媒を製造している。既存の触媒工場はフル生産が続いており、能力増強が課題になっていた。触媒はチタン製錬の中間製品である四塩化チタンから造られる。
 新工場で製造するのはマグネシウム・チタン系のチーグラー・ナッタ触媒。同社が「THC(トーホー・ハイエフィシャンシー・キャタリスト)」の名称で販売している高機能触媒で、自動車部品向けなどのPPを生産する化学メーカーに供給している。プロピレンモノマーをPPに重合する際に使われる。
 PP製造用の触媒需要は世界的に拡大傾向にある。自動車メーカーが車体軽量化を目的にPP製の内外装部品を増やすなどPP自体の市場が広がっていることが背景だ。東邦チタニウムは中長期的に年率3~4%以上の成長を見込む。
 新工場はニーズが拡大傾向にある環境対応型の触媒製造にも対応できるよう設計した。
 東邦チタニウムは経営基盤を強化するため、ここ数年、将来の収益の柱と見込む分野への重点投資を進めており、今回の増強もこの一環となる。

最終更新:4/2(木) 6:07
鉄鋼新聞

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