見た目の美醜によって人を差別をすることは「ルッキズム」と呼ばれ、最近ルッキズムに反対する声が多く上がっています。見た目で優劣をつけるのは、浅はかだと思う一方で、見た目に左右されずに物事を判断するのはすごく難しいことでもあります。
そこで「見た目が美しい人には税金を課すべき」とイケメン税を提唱している森永卓郎さんに、イケメンや美女はどれくらい経済的なメリットを得ているのか、お話をうかがいました。
ーー森永さんは「イケメン税」を提唱されていますが、イケメンってそんなに経済的なメリットがあるのですか?
森永卓郎さん(以下、森永):人の見た目に経済価値があるのは、経済学の世界では定説です。多くの論文が出ています。
例えば、見た目が美しい人は、そうでない人に比べて生涯年収が10%高いという研究結果があります。
またブサイクはイケメンより裁判での有罪率が高いという研究結果もあるほど。
見た目が美しいというだけで、その人たちが得しているというのは間違いないと言えると思っています。
ーーすごい研究結果ですね。ある意味残酷というか……。その美男美女のジャッジはどういう基準で行われているんですか?
森永:「5段階評価で研究者が勝手に評価している」みたいなパターンが多いでしょう。好みのタイプというのは個々にあっても、美醜の基準というのは万国共通なものだと思いますよ。
ーーイケメン・美女は経済的にメリットを受けているということで「イケメン税」を提唱されているわけですが、具体的にはどんなルールを作っていったらいいでしょう?
森永:そうですね、だいたい5段階評価で4、5くらいの評点の人からお金をもらうイメージでしょうか。
ーー徴収したお金は何の財源にするんですか?
森永:モテない人たちを救うための財源にしたいですね。
ーーモテない人たちはお金があれば救われるんですか!?
森永:ブサイクはいくらでもイケメンになれるし、ブスだっていくらでも美女になれる時代だと思います。お金と努力で、人はある程度まではイケメン・美女になれるんです。
具体的な努力の内容としては、ファッション、トークの訓練、化粧の方法などを勉強することですね。あとは整形。
そういうことをやるにはお金がかかる。そのための財源にしたらいいと思います。
ーー確かに、天然の美男美女はそんな努力しなくてもモテるわけですから……不平等と言えば不平等です。
森永:人のモテの要素は3つ、「ルックス」「金」「パフォーマンス」です。
金とパフォーマンスは、後付けの努力でどうにかなるんですよ。
ホリエモンが「愛は金で買える」と言って炎上していましたが、私はそれは真実だと思っています。
ーー確かにお金は、生まれた家がお金持ちだとしても「相続税」という仕組みで平等化が図られているとも考えられます。
森永:それもありますし、私の周りでは、金を稼いでいる人はもれなく努力しています。
ーーパフォーマンスに関しても天賦の才能の持ち主もいるわけですが……たとえば、明石家さんまさんは、めちゃくちゃおもしろくて、きっとおモテになるでしょうが、それは才能も大きいという印象です。
森永:さんまさんは、すごい努力の人ですよ。パフォーマンスは努力の世界です。女性でパフォーマンスに凄みを感じるのは、さしこ(指原莉乃さん)ですね。彼女の努力はすごいです。話し方はもちろん、立ち方、歩き方まで計算されている。
どういう表情を作ったらいいか、どういう服装がいいのか、髪型がいいのか……全て法則があるんです。
トップに上り詰めるまでに、血のにじむような努力をして、自分を磨いています。
ーーお金とパフォーマンスは生まれた後の努力でカバーできる部分が多いけれど、ルックスは所与のものだから不平等であるという、森永さんの主張が理解できてきました。
森永:そうなんです。「素材に課税するべき」という考え方です。美しい容姿に生まれれば、場合によっては、数十億円の所得をもたらします。
そういう人たちから徴税して、ルックスに恵まれない人たちをちゃんとスタートラインまで持ち上げてあげる仕組みが必要なのではないかという考えなんです。
最終更新:4/2(木) 17:12
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