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ホストファミリーの英語が聞き取れない NZ親子留学で初めて感じた孤独

4/2(木) 12:04配信

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1歳3カ月差の年子を育てるアラフォーママ(新聞記者)です。2年4カ月に及んだ育休中、当時1歳半の長男(シンシン)と3カ月の次男(ルールー)を連れて半年にわたって敢行した親子留学の体験をあるがままに綴っています。2019年2月からニュージーランド・フィティアンガで親子ホームステイをしながら英語学校に通い始めた私ですが、実は、悩みがありました。

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ホストファミリーの英語が聞き取れない

ニュージーランドのフィティアンガに親子ホームステイという形で英語留学するようになってから2週間。私にはある悩みが生じていた。

ファミリーが話す英語がまったく聞き取れないのだった。

オーストラリアで使われるオージーイングリッシュは、Todayが「トゥダイ」になる、と言うように、英語にもアクセントの違いがあることはなんとなく知っていた。でも、そもそも私はアメリカとかイギリスとかオーストラリアとかに長期で滞在した経験はないので、「英語のなまり」というものを意識したことも肌身で感じたこともなかった。

フィティアンガに来る前まで4カ月半の間、親子留学していたフィリピン・セブ島はアメリカ英語を公用語としている。先生は(個人差はあるものの)総じてアメリカ英語で教えてくれたため、聞き取りやすかった。それ以外のフィリピン人、例えば家政婦兼シッターのジョセさんや、タクシードライバーやお店の店員さん、その他街で声をかけてくれる多くの人々は、確かにフィリピンなまりがあると言えばあるのだろうが、わりときちんと発音してゆっくり話してくれることもあり、思えば一度も聞き取りにくいと思ったことはなかった。

それが、親子ホームスティを始めて2週間たっても、ホストファミリーとの会話がさっぱり成り立たないのだ。正確には、私が話す英語は理解してくれていたのだろうが、返ってくる言葉を私が半分も理解出来なかった。何度も聞き直した単語が「friend」だった時は腰が抜けそうになった。

夕飯は試練の時間だった。

ホストファミリーの夕飯は、意外と遅い。シンシンとルールーが午後8時には寝る態勢に入るため、私たちが滞在していた時は午後7時にスタートしてくれていたが、普段は7時半から8時ごろから食べることが多いそうだ。

ホストマザーのエリーさん夫妻と、エリーさんの母、それにドイツから留学していたホストシスターの高校生オステラさんと食卓を囲む。そこにたまに、同居するエリーさんの長女や、別居する次男が混ざる。

そこでの会話は、とにかく早い。

ニュージーランド人に限らず、ネイティブの人が集まるときはこうなのだろうとは思うが、どれくらい早いって、「フィティアンガの英語学校のレベルチェックテストで『とても高い』と評価を受けた私が、一言も聞き取れない」くらい早い。(ので、本当はたいしたことがないのかもしれないが、本人としてはそうとうなショックである)

内心、何度もSlow down pleaseと言いたい気持ちに襲われた。だが、ホームステイの心構えとして、日本で相談していたカウンセラーに「留学生は『お客様』ではない。ファミリーの一員としてホスト側も迎え入れます。だから、ファミリーの習慣になるべく合わせることが大事ですよ」と言われていた私は、自分なんかのために盛り上がっている家族の会話のテンポを緩めてもらうなんて申し訳ないと思い、何を話しているのかさっぱり分からない時も、ホストファザーが飛ばしたジョークにみんながドっと大声を上げて笑う時も、ただひたすら笑みを浮かべてコク、コクとうなずいていた。

英語ができないけど笑顔は忘れてはいけないホテルの従業員が、外国人客をもてなす時ってこんな感じなのだろう、なんて思った。

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最終更新:4/2(木) 12:04
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