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演技派女優が新境地を開拓! 注目の最新ムービー3作

4/2(木) 22:20配信

VOGUE GIRL

春の新作映画をチェックするなら、女優たちが新たな魅力を開花させた作品に注目を。初のコメディ挑戦から、若手女優の染み入るような演技まで、今こそ観たい話題の3作をフィーチャー!

『ポップスター』

『レオン』、『スター・ウォーズ』シリーズ、『ブラック・スワン』と、その時代ごとに代表作を更新し続ける女優ナタリー・ポートマン。最新主演作『ポップスター』では、スキャンダルにまみれた歌姫を熱演。極度の緊張下でハイとローを繰り返す不安定な彼女の心理、表舞台に立つ人間の才能と魅力を体当たりで演じきった。

同級生が起こした銃乱射事件で、生き残ったセレステ(ナタリー)。姉エリーと作った追悼曲が異例の大ヒットを記録し、敏腕マネージャーの手でスターダムへ昇りつめる。18年後、セレステはアルコールとスキャンダルにつまずき活動休止に追いやられていた。再起をかけツアーを企画した矢先、過去を連想させる凄惨な事件が起こる。

物語は衝撃的な銃乱射事件の映像から幕を開ける。一命をとりとめたセレステが歌った曲は皮肉にもヒットするが、彼女にはトラウマが常につきまとうことに。「人として扱われないことに、うんざり」と吐き捨てる台詞はセレブリティ特有の悩みを端的に表している。どんなに傷つけられても歌うためにステージに向かう姿から醸し出す、異様な迫力と残酷なまでの美しさは必見。さらに、セレステの10代パート兼セレステの娘で一人二役を担当したラフィー・キャシディの演技も光る。次世代女優として今後に期待!

『ポップスター』
2020年4月3日(金)より全国ロードショー
https://gaga.ne.jp/popstar/
配給:ギャガ

『もみの家』

心に不安を抱えた若者を受け入れる「もみの家」を舞台に、つまずいた人々の再生を富山県の雄大な四季をバックに描いたハートウォーミングな物語。主人公の少女を演じたのは『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で数々の新人賞を総なめにした南沙良。自己の殻を破る過程を丁寧に描き出し、自身の女優としての成長に重なるような心に残る演技を披露した。

不登校やひきこもりなどの問題を抱える若者の自立を見守る施設「もみの家」に、東京から16歳の本田彩花(南)がやってきた。最初は「帰りたい」と浮かない顔をする彩花だったが、周囲に暮らす人々との出会いや豊かな自然、日々を過ごす中で感じ取った大切な何かに突き動かされ、少しずつ自らの気持ちと向き合っていく。

早寝早起き、農作業が柱の集団生活に慣れない彩花を、住人は温かく受け入れる。誰も責めない、「頑張れ」とは言わない日常の中で、彩花はゆっくりと時間をかけて喜びと悲しみを知る。下ばかりを向いていた彼女が、前を向き笑顔を見せるようになってくると、“生きる”ことの選択肢はたくさんあることに改めて気づかされる。脱落した人を排除して終わりにさせない、息苦しい思いに覚えのあるガールに、ぜひ観てほしい1作だ。

『もみの家』
2020年3月20日(金・祝)より全国順次公開中
http://mominoie.jp/
配給:ビターズ・エンド

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最終更新:4/2(木) 22:20
VOGUE GIRL

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