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プロ野球“いつから”に加え“どれだけ”…ダブルヘッダー1日2試合投げた最後の投手「今の選手もできる」

4/2(木) 11:43配信

中日スポーツ

◇龍の背に乗って

 開幕の再々延期は言うに及ばず、シーズンの短縮も不可避…。プロ野球は「いつからやれるか」だけでなく「どれだけやれるか」の検討も迫られている。終息が大前提ではあるが、理想は「1試合でも多く」。球団にとっては収入であり、選手にとっては年俸の原資となるからだ。そこで「ダブルヘッダーをやってでも」という声が聞こえてくる。

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 1998年10月10日。星野監督率いる中日が、敵地に乗り込んでの横浜(現DeNA)戦が、現時点での「日本最後のダブルヘッダー」だ。22年前。さすがに今も現役という選手はいない。14時開始の第1試合は鶴田泰(打撃投手)が先発し、16時52分に終了。18時に始まった第2試合は山田洋(博士・監督付広報)が先発し、21時23分に終わった。

 第2試合の勝利で中日は2位を確定させたが、すでに優勝は横浜が決めていた。両チームでのべ14投手がマウンドに上がったが、唯一連投したのが遠藤政隆だ。第1試合は2イニングを28球、第2試合は9回1死から登板し、11球でシーズン初セーブを挙げている。

 「よく覚えていますよ。第1試合が終わって、コーチには『帰ってもいいぞ』って言われたんです。でも(遠征先で)帰ってもホテルで寝るだけ。残っていたら、とりあえず肩をつくれ、次に行くぞってなって…」

 現時点では「1日2試合投げた最後の投手」。ちなみに翌11日の同カードでも登板してセーブを挙げた。つまり2日で3試合投げている。あれから22年。野球は変わった。「遠藤の39球」は、今の選手でも可能だろうか?

 「今の方がベンチ入りも多いし、投手の数も増やしている。できるんじゃないでしょうか」

 ダブルヘッダーをやることで、多少なりとも球団、選手が経済的に救われるのならやるべきだ。連投が厳しいのなら、今季限りのルールを整備すればいい。この闇は深いが、いつか必ず明ける。戦後の焼け跡に球音が響いたように、そのとき野球人は国民にとっての希望のともしびとならねばいけない。 (渋谷真)

最終更新:4/2(木) 11:43
中日スポーツ

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