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DMSBドイツ・モータースポーツ連盟が新型コロナウイルス収束後をにらみ調整をスタート

4/2(木) 15:24配信

オートスポーツweb

 ヨーロッパでも現在猛威を振るう新型コロナウイルス。多くのスポーツイベント同様、モータースポーツも現在シーズン開幕に向けた目途が立たない状況だが、DMSBドイツ・モータースポーツ連盟は、感染拡大収束をにらみ、ラリーやバイク、レーシングカート等も含めた38のドイツ選手権の2020年の新しいレースカレンダーの調整を開始することを公表した。

 ドイツでは現在、大半の州で3月21日から外出自粛令(罰金刑をともなう)が発令されており、新型コロナウイルスの感染拡大防止策が敷かれ、ドイツで開催予定のすべてのモータースポーツ活動が中止や延期が続いているのが現状だ。

 現在では先行きの見とおしはまったく立たないものの、DMSBでは6月のモータースポーツ活動解禁を想定して、準備や計画を各選手権の主催者やFIAやADACと協議をしながら、今後徐々に進めていくという。

 この背景には、ドイツのモータースポーツ界にはドライバー、メカニック、エンジニア、チーム関係者、サーキットに勤務する者等、その他数多くの職種に携わる数千人もの人々が従事し、生活の糧をそれによって得ているという事情も大きく影響しているようだ。

 DMSB幹部会のメンバーであるゲルト・エンサー博士は「彼らの生活の基盤と雇用の安定をはかるためにも、今後、新型コロナウイルスが収束へ向かい、レースやイベント関係の禁止令が解除された際に、速やかに通常運営が再開できるようにと準備を少しずつ進める」と今後の予定を調整していくことを公表した。

「現段階ではいつから、そしてどのレースから開始するのかはまったくの未定で、政府や州、そして専門機関の許可が下りてからの始動」としながらも「DMSBや関係者が、それぞれの専門分野に集中して、レースの開催に向けての準備に着手することを決定した」と前向きな発言をしている。

 すでにドイツ最大のレースイベントであるニュルブルクリンク24時間レースは5月から9月へと延期が発表されているほか、DTMドイツ・ツーリングカー選手権は開幕を4月のゾルダーから7月のノリスリンクに移行予定で、全10ラウンドの新カレンダーを発表しているほか、ADAC GTマスターズの4月のオッシャースレーベンでの開幕戦は、10月のシリーズ最終戦へと変更となっている。

 まだまったく先が見えない状態ではあるが、損失金額を算出しながらただネガティブに待つのではなく、新型コロナウイルスの鎮静後にレースを開催することを念頭に、出遅れている2020年シーズンの準備に動き始めたDMSBには、関係者やファンから称賛する声が上がっている。

[オートスポーツweb ]

最終更新:4/2(木) 15:24
オートスポーツweb

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