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バス製造会社が生産調整 五輪延期で納車延びる

4/2(木) 1:31配信

北國新聞社

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、北陸のバス製造会社が生産調整に踏み切る動きが出てきた。業界では東京五輪・パラリンピックの延期で納車も延びているほか、国内外の旅行市場が縮小し、車体の需要が減退している。インバウンド(訪日外国人旅行者)の増加も相まって拡大してきたバス市場の急ブレーキに、三菱ふそうバス製造(富山市)とジェイ・バス(小松市)は、4、5月の数日間、生産ラインを止めることを決めた。

 三菱ふそうバス製造は4、5月のうち、4、5日間にわたり工場の停止日を設ける。親会社の三菱ふそうトラック・バス(川崎市)によると、工場は原則として平日が稼働日で、土、日曜が休業日となっている。

 五輪の延期が決まって以降、国内では注文主からの「納車はしばらく待ってほしい」という要請が届いていた。同社は国内よりも海外に多くの台数を出荷している。海外向けでは仮に国内の港を出ても、新型コロナの影響で受け入れ国の港が稼働していない場合があり、生産を止めざるを得なかった。

 4、5月にラインを止めた日を有給休暇とするか、給料の出ない休業日とするかは協議中で、6月以降も稼働しない日を設けるかどうかは追って検討する。

 ジェイ・バスはゴールデンウイーク期間のうち、稼働を計画していた4月29、30日、5月1日を一斉の有給休暇取得日とし、生産ラインを停止する。

 新型コロナの拡大で、国内自動車メーカーでは部品供給網に影響が出ている。ジェイ・バスも長期的には調達に支障を来す可能性があるものの、現時点では十分な量を確保できている。作ろうと思えば作れる状況だけに、広報担当者は「全体的に受注が縮小し、生産調整を余儀なくされるのは残念な状況だ」と悩ましげに語った。

北國新聞社

最終更新:4/2(木) 1:31
北國新聞社

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