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米シェールガス企業破綻で懸念-主力銘柄も半値に、国内ファンドも低迷

4/3(金) 10:05配信

モーニングスター

 米シェールガス企業のホワイティング・ペトロリアムが1日に米連邦破産法第11条を申請し、経営破綻したことを受けて、シェールガス関連企業への警戒感が高まっている。

 シェールガス関連企業で構成されるソラクティブ・シェールガス・インデックス(配当込み、米ドルベース)は年初来(2日まで)で▲62.76%の暴落に見舞われている。値動きはWTI原油先物価格とほぼ連動しており、OPEC(石油輸出国機構)と非加盟産油国のロシアなどの協調減産の交渉が決裂した3月6日以降、原油価格が急落したことにより下げが加速した。4月2日にはサウジアラビアとロシアが大幅減産で合意するとの期待が高まり原油価格は前日の1バレル=20ドルから25ドルに急反発したものの、依然として60ドルを超えていた昨年末の状況に比べると極端に低い状況が続いている。

 今回破綻したホワイティング・ペトロリアムは2日時点の時価総額が2800万ドル(約31億円)と小規模で、ソラクティブ・シェールガス・インデックスにも組入はない。しかし、同指数の組入比率で第1位となるEOGリソーシズ(時価総額223億ドル)やパイオニア・ナチュラル・リソーシズ(同125億ドル)についてみても、年初来の株価の騰落率はそれぞれ▲53.93%、▲49.99%と、シェールガスの主力銘柄も半値の水準に沈んでいる。

 主な国内投信のシェールガス関連ファンドとしては、「米国・シェールMLP・高配当株ファンド」「DIAMシェール株ファンド」「世界シェールガス株ファンド」「シェール関連株オープン」の4ファンドがあるが、いずれも2月末時点の純資産残高は15億円未満にとどまり、「米国・シェールMLP・高配当株ファンド」を除くと、3月のリターンは▲20%~▲30%台のマイナスリターンと大きく低迷している。

 さらに、同じくエネルギー関連のファンドとしては、MLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)を主要投資対象とするファンドの基準価額も急落しており、例えば、2月末時点で残高が100億円を超える「米国エネルギーMLPオープン(毎月決算型)為替ヘッジなし」「インデックスファンドMLP(毎月分配型)」はいずれも3月のリターンが▲50%近くと、シェールガス関連ファンドよりもパフォーマンスの悪化が著しい。

坂本浩明

最終更新:4/3(金) 10:05
モーニングスター

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