3月の国内公募追加型株式投信(ETF除く、3月新設ファンド除く)の純資産残高合計は前月比7兆1957億円減の55兆63億円となった。減少幅を00年以降で見ると、リーマン・ショック時の08年10月の9兆5641億円に次ぐ高水準。また、2月も2兆9075億円減少しており、減少額は2カ月間で10兆1033億円に達した。
新型コロナウイルスの拡大を受けた世界株安が直撃した。3月の主な株価指数の騰落率を見ると、日経平均株価が前月比▲10.53%、米NYダウが同▲13.74%、新興国の株価動向を示す「MSCI エマージング・マーケット・インデックス(米ドルベース)」は同▲15.61%となった。一方、モーニングスター推計に基づく3月の国内公募追加型株式投信(ETF除く)に対する資金フローは、株式型ファンドを中心とした資金の流入で2594億円の純資金流入となったが、株価急落の影響を補えなかった。
モーニングスターカテゴリー別に見ると、全74カテゴリー中70カテゴリーで純資産残高が減少し、減少額上位は、「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」(9300億円減)、「国際REIT・特定地域(為替ヘッジなし)」(6723億円減)、「国内REIT」(5763億円減)となった。3月は3カテゴリーいずれも純資金流入となったが、投資先資産の価格急落が響いた。日本を除く先進国の株価動向を示す「MSCI ワールドインデックス(米ドルベース)」が前月末比▲13.47%となったほか、海外REITの動向を示す「FTSE NAREIT オール・エクイティ・REIT指数」(米ドルベース)が同▲19.22%、東証REIT指数は同▲20.93%であった。
個別ファンドについて、純資産残高の減少額が大きなファンドを見ると、「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」が前月末比2105億円減となり、減少額トップ。同ファンドは唯一の純資産残高1兆円ファンドであったが、減少により1兆円を割り込み、3月末時点は9118億円となっている。
最終更新:4/3(金) 17:45
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