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ニューヨークの葬儀会社が窮地 新型コロナウイルス感染による死者急増で葬儀が停滞

4/3(金) 11:38配信

スポニチアネックス

 米AP通信社がニューヨーク市内の葬儀会社の現状を取材。すでに同市では新型コロナウイルス感染による死者が1400人を超えているが、医療崩壊寸前となっている病院同様、葬儀会社も危機的状況に陥っていることが明らかになった。

 取材に応じたブルックリンにある葬儀会社のオーナー、パット・マーモ氏は「ここにいるのは人間であり、父であり、母であった人たち。単なる遺体ではない」として死者の尊厳を重視。その一方で、2日午前に終えた火葬、埋葬を含めた葬儀は処理能力の3~4倍に相当する185件を数え、2台ある携帯電話は日々増えていく葬儀依頼で鳴りっぱなしとなっている。

 依頼者には「病院にできるだけ長く遺体を保管してもらうようにお願いしてください」と説得。すでに冷房設備のある礼拝堂を「保存施設」として代用しているがそれだけではスペースは足りず、病院が臨時の遺体安置所として使っている冷凍庫のあるトラックを葬儀会社でも使わせてほしいとリクエストしている。

 すでに月額6000ドル(約65万円)で冷凍トラックのリースをオファーしている会社もあるが市の当局がそれを認めるかどうかメドはたっておらず、このままいけば“葬儀崩壊”が起こりかねない窮状を訴えた。遺体から結婚指輪を外すという危険な作業もあり、葬儀会社というビジネスモデルが存続できるかはギリギリの状態。2日現在、マーモ氏の会社の地下にはウイルス感染防止用のビニールに包まれただけの遺体が20体、2階の礼拝堂には10体以上が“順番”を待っている。

最終更新:4/3(金) 11:38
スポニチアネックス

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