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湯田牛乳を返礼品に サイト事業者が支援【岩手】

4/3(金) 11:16配信

岩手日日新聞社

 西和賀町の第三セクター・湯田牛乳公社(社長・細井洋行町長)は、新型コロナウイルス感染症の影響による一斉臨時休校後、学校に納入するはずだった牛乳などの製品をふるさと納税返礼品として全国の支援者に届けている。ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクによる感染症の影響を受けた事業者を支援するプロジェクトの一環。同公社は「全国から応援を頂きありがたい。会社や商品について知ってもらえたことは思わぬ産物」と感謝する。

 トラストバンクは、「ふるさとチョイス」と契約する全国の自治体に支援プロジェクトへの協力を呼び掛け、感染症の拡大で影響を受けている事業者を支援するふるさと納税プロジェクトを3月に発足。給食や外食、観光、花卉(かき)の事業者支援プログラムをサイトの特設ページで掲載し、全国154自治体、677事業者を支援している(3月13日時点)。

 学校給食用牛乳は同公社の売り上げの15%を占めており、岩手、秋田両県の162校に納品している。3月は春休み前の20日ごろまで納める予定だったが、一斉休校の決定で2、3週間前倒しで休みに入った結果、牛乳約40万本分に当たる2000万円の売り上げ減となった。

 西和賀町が同プロジェクトに申請し、同公社の牛乳200ミリリットル20本入りなどの商品のセットをふるさと納税返礼品として特設ページで紹介。3月の牛乳関係の寄付件数は306件で、湯田牛乳(200ミリリットル入り、1000ミリリットル入り)カフェオレ(200ミリリットル入り)など計4263本を全国の支援者に発送した。返礼品には酪農家の写真入りメッセージカードを添付した。

 個人での寄付のほか、学校に行けない子供たちや病院、介護施設利用者のために寄付する人もおり、「子供たちに安全でおいしい給食を提供している業者さんのお役に立てたら幸い」「震災の時は大変お世話になった。感謝を忘れずこれからも応援し続ける」などの応援の言葉が多数寄せられているという。

 同プロジェクトは同感染症による影響や状況を見ながら今後も続く見込み。同公社は「4月から給食が再開する見通しが立ち、ほっとしている。先が見えない社会情勢の中、プロジェクトを通じて商品を知ってもらえたのは大きなことだ」と前向きに受け止めている。

最終更新:4/3(金) 11:16
岩手日日新聞社

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