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武井壮が明かす「特性を伸ばす」トレーニング理論 日本人選手の持つ「伸びしろ」とは?

4/3(金) 19:14配信

REAL SPORTS

「百獣の王」として、タレント活動の枠を超えて、独自のスポーツ理論でさまざまなスポーツへのチャレンジを続けている、武井壮。陸上・十種競技において競技歴わずか2年半で日本チャンピオンとなるほどの経歴を持つ男が、本田圭佑選手が設立したサッカークラブ「ONE TOKYO」の初代監督に就任し、指導者としての新たな挑戦がスタートした。どのようなトレーニング理論をもって、今後チームをつくっていくのか。武井の鋭い視線に映る、日本のスポーツチームに足りないこととは――?

(※本インタビューは、2020年2月26 日に行われました)

(インタビュー=岩本義弘[『REAL SPORTS』編集長]、構成=REAL SPORTS編集部、撮影=大木雄介)

フィジカルの弱さが「伸びしろ」

武井壮には小学生の頃にすでに自身の中で確立した独自の「トレーニング理論」があったという。頭の中で考えたイメージを、そのまま体現する「パーフェクトボディコントロール」。その理論の正しさを証明するべく彼はトップアスリートとして成功を収めた。ただし、その理論の恩恵を受けているのは彼だけではない。実は武井は過去に、日々独自の理論をブラッシュアップし、多くのトップアスリートの指導を経験し、トレーニングメニューを管理し、選手を高みに導いてきた指導者としての実績も持っている。フィジカル面に関してトップオブトップである彼の目に「日本のアスリート」はどう映っているのだろうか。


――武井さんはサッカークラブ「ONE TOKYO」の初代監督に就任されましたが、初年度に参戦される東京都(社会人サッカーリーグ)4部の試合の過去映像などは見ましたか?

武井:いくつか見ました。

――どのような感想を抱きましたか?

武井:言いづらいですが……。アスリートとして一人ひとり、どれくらいの能力があるのか観察してみて、フィジカルのレベルは非常に低いなと感じました。3カ月でも一緒にトレーニングしたら、全然別人になるだろうなっていう選手たちばかりでした。正直なところ、その伸びしろは十分湧き出ているのに、まだ鍛えられていない選手がたくさんいたので。それは、ONE TOKYOの選手たちを見てもそうです。

 例えば、柴崎(岳)くんや、大迫(勇也)くんみたいに「おお!」ってなるような、とてつもない技術を持っているわけではないのだけど、「あぁ、これくらいサッカーができるんだ」とは、初めて見た時に思ったんですよ。ただその中でも、技術の足りなさやフィジカルの弱さによるミスが、ど素人の僕が見てもわかるものがたくさんあったので、それはすごく収穫でした。

――J2やJ3を見ても、おそらく同じように感じると思います。Jリーグクラブからコーチの要請があってもおかしくないですよね(笑)。

武井:どの競技を見ても、そう感じることはあります。

――フィジカル面に関しては、当たり前ですけれど、武井さんは語れますし、見る目があるじゃないですか。

武井:それが僕の専門分野なので。

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最終更新:4/3(金) 19:33
REAL SPORTS

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