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つゆ市場にお試し需要 休校や在宅勤務で朝昼晩の手作り増加

4/3(金) 17:49配信

日本食糧新聞

つゆ市場は2~3月の期末、新型コロナウイルスによる内食特需を得て、調理への試用が増えた。中容量の濃縮500mlに消費が集中し、2桁成長した。単価を上げて売場の収益、事業継続の可能性を高めた。家庭内調理による国民の健康体づくり、今後の継続使用を促す。
つゆの素は今3月期、暖冬で主力の鍋つゆが苦戦した。市場全体で大幅減の予想が色濃かったが、補ったのが各種料理に使える希釈3倍以上の高濃縮タイプ。冷夏、暖冬の異常気象で麺、鍋以外の煮炊きといった和食需要を得た。さらに消費増税後の巣ごもり、内食志向を新型コロナが加速した。
2月単月のつゆ市場は前年比2%増と久しぶりに規模拡大。うち500mlが10%以上伸び、小世帯向きのサイズでトライアル購買をとらえた。3月も同様に順調に推移し、メーカー総出で安定供給に努めている。
コロナ特需は従来なかったコメ消費の急伸で知られ、関連する和食調味料も好調。つゆ同様に長く縮小していただしの素も2月、久々に前年実績を上回った。半面、鰹節など本来のだし取りに向いた乾物に追い風は吹かず、まだ簡便商材のみ人気なのが特徴。
つゆ人気も構成比2割の500mlが特に支持され、6割の大容量1リットルカテゴリーは前年比3%増ほど。ノン・ライトユーザーの試用増が明示され、休校や在宅勤務が増え、朝昼晩の全シーンで手作りが増えているようだ。
濃縮つゆはかつて徳用1リットルが全体の構成比9割を超え、同質化、値崩れして長期停滞。簡単・専用化で価値と価格を上げた鍋つゆ、麺用パウチを育て、収益構造を改善してきた。濃縮も試しやすい500mlを中心にこだわりのだし素材、老舗ブランド、プロユースといった付加価値を高め、売場と消費者に浸透してきた。
つゆで作る和食最大の強みは、素材の味わいを低脂肪で増す、だしの機能性。現行つゆ製品の確かな商品力によって、野菜など生鮮品の摂取、栄養十分な抗体力づくりを体感してもらう。

日本食糧新聞社

最終更新:4/3(金) 17:49
日本食糧新聞

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