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ソフトバンクG株は「超お買い得」、物言う英ファンドが新規投資

4/3(金) 1:00配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、株価が乱高下するソフトバンクグループに新たな支持者が現れた。「物言う株主」として知られる英投資ファンドのアセット・バリュー・インベスターズ(AVI)は、株価がとてつもなく割安だとし新規投資を始めたことを明らかにした。

AVIのジョー・バウエルンフロイント最高経営責任者(CEO)は1日、ブルームバーグの取材に対し、2月からソフトバンクG株式への投資をはじめ、3月に入って買い増した分を含めて約50億円を投じたと述べた。

これに先立つ2月には、米アクティビストのエリオット・マネジメントもソフトバンクGへの投資を始めたことが明らかになっている。

新型コロナの感染拡大による世界同時株安を受け、投資先企業の不振や多額の借入金などが不安視されたソフトバンクG株は市場の標的となった。2月12日に5751円の高値を付けた後、約1カ月で半値以下に急落。同社は3月24日、株主の懸念に応える形で最大4兆5000億円の資産売却や2兆円の自己株取得を発表、株価は一時より戻している。

「ソフトバンクG株はとても、とても安い」。バウエルンフロイント氏はこう述べ、「保有資産の価値との比較でとてつもないディスカウントで取引されている」と指摘。同氏が考える適正株価から約7割安い水準だという。ブルームバーグのデータによると、ソフトバンクGの時価総額7兆8700億円に対し、アリババ・グループ・ホールディングなど投資先企業の株式価値は合計で約22兆2000億円。

AVIは東京放送(TBS)ホールディングスや帝国繊維の定時株主総会で株主提案を行うなど、物言う投資家として知られる。しかし、ソフトバンクGについては今のところ、積極的に注文を付けるつもりはないという。すでに意見書は送ったというが、ソフトバンクGにとって「数ある少数株主の一人にすぎないと自覚している」からだという。

その上で、一段の資産の処分と自己株取得、投資ポートフォリオの透明性の向上などでさらに企業価値を改善することができると述べた。今後、ソフトバンクG株を買い増すかどうかについてはマーケット次第とした。

ソフトバンクGの広報担当者は、AVIの提言についてコメントを控えた。

(c)2020 Bloomberg L.P.

Takako Taniguchi, Min Jeong Lee

最終更新:4/3(金) 1:00
Bloomberg

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