ここから本文です

つみたてNISAファンド、3月資金流入額は過去最高、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」などけん引

4/4(土) 10:00配信

モーニングスター

 つみたてNISA対象ファンドへの資金流入が再び強まっている。モーニングスターの推計によると、3月の純資金流入額は前月から倍増し、過去最高となった。新型コロナウイルスの拡大を受けて世界同時株安に見舞われる中、長期投資の観点から、相場環境に関わらず一定額を購入するとことで平均購入単価を抑制し、時間の分散によるリスク軽減効果も見込まれる積立投資に対する関心が高まっているもようだ。

 つみたてNISA対象ファンドは、制度が始まった18年1月以降、数度にわたって追加があったが、便宜的に最新の対象ファンド174本(4月1日時点)を対象として、18年1月以降の月次資金フローを集計した。なお、集計に当たっては、つみたてNISA口座以外の一般口座を通じた資金フローも含まれている点をお断りしておきたい。

 3月の対象ファンド全体への純資金流入額は1461億円となり、制度開始月の18年1月の1345億円を上回って開始後最大となったもようだ。また、2月からは2.1倍増となった。3月の国内公募追加型株式投信(ETF除く)の純資金流入額は前月比4.4%増の2594億円。つみたてNISA対象ファンドの純資金流入額は、国内投信全体の6割近くを占め、前月比伸び率は大幅に上回った。対象ファンド174本中パッシブファンドが156本と大半を占めるが、パッシブファンドは前月比1.9倍の1294億円の純資金流入となり、全体をけん引した。

 純資金流入額上位ファンドの多くをパッシブファンドが占める中でも、201億円の純資金流入でトップとなった「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」を始め、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」(91億円の純資金流入)、「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」(80億円の純資金流入)など米国株式との連動を目指すファンドが目立った。一方、アクティブファンドでは、「ひふみプラス」が38億円の純資金流入と7カ月ぶりの流入超過となったほか、「フィデリティ・米国優良株・ファンド」(29億円の純資金流入)、「セゾン 資産形成の達人ファンド」(22億円の純資金流入)などが上位となった。

武石謙作

最終更新:4/5(日) 10:01
モーニングスター

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事