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新型コロナで変わる世界のメディア消費、YouTubeは#StayHome動画を促進

4/4(土) 8:00配信

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終息の兆しが見えない新型コロナウイルスの感染拡大。米国や欧州を中心に感染者・死者数は増加の一途をたどっている。

感染拡大を抑制するために各国では外出自粛・禁止措置を導入。人々は在宅勤務、オンライン学習に移行している状況だ。

生活サイクルが大きく変化し、それに伴いメディア消費の傾向も大きく変わってきている。

新型コロナで世界のメディア消費はどのように変化しているのか、その最新動向を追ってみたい。

テレビ視聴が急増?変わるメディア消費、アジアの状況

消費者リサーチ大手ニールセンが3月25日に発表したレポートでは、新型コロナの影響が欧米に比べ早い段階で広まった東アジア地域のメディア消費変化をまとめている。

人口約2400万人の台湾。2月最初の3週間で、テレビ視聴者は約100万人増加。ニュース報道に加え、子供向け番組の需要の高まりが増加要因とみられる。

香港でもテレビ視聴が増加。2020年1~2月のテレビ視聴率は前年比で、全体で30%以上増加、ニュース番組に至っては120%以上の増加となった。

ニールセンは日本の状況も伝えている。Yahoo! Newsでは2月27日に、ページビュー数が日時平均38%増となり、2億4400万回近くに達したとのこと。およそ2700万人分の増加に相当するという。

ニールセンが伝えたNTTのデータによると、3月1週目における平日(午前9~16時)のインターネット通信量は通常時より35%多く、さらにその次の週には40%増加した。

統計データサービスのStatistaが公開した調査によると、3月に入ってニュース報道(サイト、テレビを含む)をいつもより多く視聴しているとの回答は、日本では56%だった。

また、いつもより多くテレビを視聴しているとの回答は51%。日本ではYahoo! Newsとテレビが新型コロナ関連情報の主な取得先になっていることが示唆されている。

ソーシャルメディアではフェイクニュースが出回っているため、ニュースサイトとテレビ報道の視聴が増えていると考えられる。

人口13億5000万人のインドでも、メディア消費は大きく変化している。

Comscoreによると、ニュースサイトへのアクセスは通常時に比べ61%増加。2月10~16日週を100とした指数でみると、3月16~22日週に161に達した。

特徴的なのは、急速に伸びたのが3月9~15日週からで、2月17~23日と2月24~3月1日にかけては80近くまで下がっていること。2月末にかけて、人々の危機感が薄くなったこと、3月中旬にかけて危機感が再び増大したことが示唆されている。

インドでは、ニュースサイトだけでなく、健康情報サイトへのアクセス数も増加傾向にある。上記と同じ指数で見ると、2月10~16日週と比較して、3月16~22日週は20%以上の伸びを見せている。

最も顕著なのは、ヘルスケア系リテールサイトへの流入で、その増加率は146%に達した。3月中旬に入りマスクや除菌ジェルの需要が高まったことを示す数字だ。

一方、スポーツ系サイトは、スポーツイベントの中止などを受け、流入は激減。2月10~16日週と比較して3月中旬は87%減少した。また旅行代理店サイトはマイナス55%、ホテルサイトはマイナス66%など、旅行関連サイトへの流入も大幅減になっている。

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最終更新:4/4(土) 8:00
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