地方の経済的に厳しい家庭の子どもにとって、自力で学費と生活費を賄える新聞奨学金制度は魅力的です。新聞奨学生の業務は一般的にかなりハードですので、業務内容を十分理解しないまま、この制度を利用するのはお勧めできません。
低所得者世帯の子どもを対象に、2020年4月から高等教育の修学支援新制度も始まりますので、無理して新聞奨学金制度を利用する必要もありません。
しかし、高等教育の修学支援新制度の対象となっていない学校に通う場合など、新聞奨学金制度を利用せざるを得ない場合もあるかもしれません。新聞奨学生の業務内容はもちろん、リスクについても事前に知っておきましょう。
新聞奨学金制度は、朝日奨学会、産経新聞奨学会、日本経済新聞育英奨学会、毎日育英会、読売育英奨学会、東京新聞奨学会が実施しています。
新聞の販売店などに住み込み、新聞配達などをしながら学校に通います。適用校、適用地区が限定されていますので、よく確認しましょう。
入学金、授業料、施設費、実習費、諸経費などの学費を無利子で借り入れ、卒業まで勤め続ければ、奨学金が充当され借入金は全額免除になります。なお、学費が奨学金の限度額を超えた場合は自己負担です。
卒業まで勤め続けるのは大変です。勤め上げれば大きな自信になりますが、中途退会の場合は、借入金残額の一括返済などが求められますので、安易な気持ちで新聞奨学金制度を利用するのは控えましょう。
学費の貸与のほかに毎月給与も支給されます。給与は働き方(集金業務の有無など)によって差があります。年2回の特別手当が支給される場合もあります。また、部屋代無料の個室も用意されています。通学交通費の補助がある場合もあります。
業務中のケガの場合は労災保険が適用され、経済的な負担はありません。業務外の病気の場合は親の健康保険を利用するか、国民健康保険に加入する必要があります。卒業時には、卒業記念旅行の(4年制大学)への招待や、卒業記念祝賀会への参加、就職推薦書の発行などの特典があります。
働きながら学業と両立するのは大変ですが、新聞奨学金制度には学費と生活費の両方を工面できるという大きなメリットがあります。
【新聞奨学金制度の例】
読売育英奨学会の場合
〇勤務体制
Aコース:1日平均6時間
Bコース:1日平均5時間未満(集金なし)
〇奨学金
Aコース:4年制520万円(最大)
Bコース:4年制440万円(最大)
〇給与(2019年4月首都圏実績)
Aコース:17万6784円
Bコース:13万56円
〇休日
4周6休
有給休暇:初年度10日間
〇適用地域
東京地区(札幌・仙台含む)、中部(愛知)地区、京阪神(大阪)地区、福岡地区
最終更新:4/4(土) 19:30
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