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旧北国街道、誘客に生かす 野々市市観光物産協 6県連携視野

4/4(土) 1:35配信

北國新聞社

 野々市市観光物産協会は、藩政期の幹線道路だった旧北国街道を生かした観光誘客に乗りだす。同街道が通る野々市市はかつて交通の要衝で、宿場町として栄えた。市複合施設「にぎわいの里ののいちカミーノ」には3日までに、6県にまたがる同街道沿いの宿場町を紹介する大型パネルを設置。地域の歴史を市民に見直してもらい、往時の繁栄を後世に伝えると共に、宿場町を抱える自治体の相互連携も視野に活動を広げていく。

 市観光物産協会が製作したパネルは縦90センチ、横120センチで、街道のルート上で野々市市の場所は青色で示した。京都へ向かう上街道と江戸へ行く下街道に沿って現在の滋賀、福井、石川、富山、新潟、長野にまたがる総延長約520キロの主な宿場町72カ所を地図に記載している。

 72カ所のうち、6県の宿場町25カ所の観光マップやパンフレットを自治体の観光協会の協力を得て集め、約20枚ずつカラーコピーし、「北国街道を歩く」とタイトルを付けた専用棚に3月末から並べた。

 このほか、パネルと棚のそばにある小さな図書コーナーにはカミーノの開業以来、北国街道関連資料として街道や宿場町をテーマに執筆された書籍や歴史散策の本が約30冊置かれており、自由に閲覧できるほか、貸し出しも行っている。同協会は旧北国街道に関した書籍40冊ほどを近く追加購入し、図書コーナーを充実させる。

 協会は、街道全体の宿場町を紹介した観光パンフレットを独自に製作した。3年後の北陸新幹線県内全線開業を見据え、新幹線のルートに重なる旧北国街道の宿場町の連携を見据える。多くの人と物資の交流を促進することで、地域活性化につなげたい考えだ。

 ののいちカミーノを情報発信拠点として活用していく方針で、同市課参事で同協会事務局長の桝谷泰裕氏は「北陸新幹線開業でにぎわっている金沢に近い立地を生かし、ここに来れば街道の多くの情報が手に入り、あちこち行ってみようかとなればうれしい」と話した。

北國新聞社

最終更新:4/4(土) 1:35
北國新聞社

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