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変化を求めるミレニアル世代ミッドキャリア人材、高給から最低賃金になってもインターンシップをする理由

4/5(日) 10:00配信

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ミッドキャリア+インターンシップ=「ミンターンシップ」

日本でもすっかり定着した「インターンシップ」という言葉。もともと医療分野で使われていたものだが、現在では企業、NGO、政府機関などさまざまな分野で使われるようになっている。

インターンシップは実務環境で学ぶことを意味し、新しい知識・スキルを効果的に習得することができる。求職者にとっては面接でのアピールポイントに、企業にとっては有能な候補者を選定する手段になる。

多様なインターンシップ・プログラムが登場しているが、そのほとんどは就職活動中の大学生を対象にしたもの。

一方、海外では20代後半~30代のミッドキャリア人材のインターンシップが増えているという。仕事における目的と変化を求めるミレニアル世代。上級役職や高給を捨ててまでも、インターンシップから始め、新しい職業に就く人が増加中というのだ。

ミッドキャリアにおける新しいスキル・知識習得というと、日本では大学院進学や資格取得という手段が一般的で、インターンシップから始めることを考える人はほとんどいないだろう。そもそもミッドキャリア向けのインターンシップ・プログラムを提供する企業や機関がなく、選択肢に入らなのかもしれない。

BBCは、このミッドキャリア人材のインターンシップ・トレンドを「Minternship(ミンターンシップ)」と呼び、特集記事を公開。その記事はLinkedinなどで大きな反響を呼んだ。

同記事では、ミンターンシップを行った複数人の事例を紹介している。

メキシコの大手複合企業で働いていた32歳の男性は、ビジネスクラスでの出張や手厚い手当など大手企業ならではの優遇された環境にいたが、今はその地位を捨てスペイン・バルセロナのテックハブでインターンとして働いているという。

月給は500ユーロ(約6万円)と、現地最低賃金の半分以下。出勤にはかつて社用車を利用していたが、今では電車代を節約するためにローラーブレードで通勤しているとのこと。世の中に何かインパクトを与えたいと考えバルセロナの大学院に進学。大学院のプログラムの一環でインターンシップを実施している。

同記事では、ロンドンの広告代理店でインターンをしている34歳女性の事例も紹介。この女性は、大手IT企業のマネジャー職に就いていたが、一念発起し、広告代理店の門を叩き、ミンターンシップを開始。

IT企業時代には、高額給与を得ていたが、ミンターンシップでは最低賃金となり、金融街シティ近くの高給住宅からハックニーのシェアハウスに引っ越した。お金をモチベーションとする働き方から幸福を求める働き方にシフトしたことは、この女性の人生で最も良い意思決定になったとのことだ。

このほか、ウォールストリートの金融会社を辞めミンターンシップに従事する女性や貿易会社からミンターンシップを通じてスポーツライターになった男性の事例が紹介されている。

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最終更新:4/5(日) 10:00
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