新型コロナウイルスの感染拡大防止へ、杉本達治知事が県民に不要不急の外出自粛を要請した福井県内。初めての週末を迎えた4月4日は、好天ながら花見スポットや公園は閑散、ショッピングセンターも人出はまばらに。県民の多くは自粛を冷静に受け止め、最低限の外出にとどめたようだ。
満開を迎えた福井市の足羽川桜並木。家族連れやカップルの姿はあったが、ツアー観光客らの姿はなく、30店ほど並んだ露店も客はまばら。10年ほど出店している市内の男性店員(40)は「こんな状況だから仕方ないけど、売り上げはさっぱり。今までにないこと」と肩を落とした。
週末にぎわう越前市武生中央公園の「だるまちゃん広場」でも、マスク姿の親子や家族連れ、ジョギングする市民がわずかに見られる程度。管理事務所の従業員によると人出は普段の土日の10分の1ほどだった。
■「自粛かなり浸透」
ショッピングセンターのエルパ(福井市)も閑散とした状況。運営する協同組合福井ショッピングモールの担当者は「自粛要請がかなり浸透している」と、致し方ないといった様子だった。
首都圏・関西圏との不要不急の往来自粛も呼び掛けられ、JR福井駅では改札口に向かう県民は少なかった。県内大学に進学した娘の授業開始が延期となり、沖縄県に戻るという母親(42)は「福井の感染者が日に日に増えるので心配」と足早に改札に向かった。
■効果は2週間後
一方、「不要不急の外出」に当たらぬスーパーでは普段の週末と変わらぬ様子も。県内感染拡大後に来店客が増えたヤスブンの業務スーパー四ツ居店(福井市)は通常並みの客入り。自営業の50代男性は「しばらく外出しなくていいように」と冷凍野菜などを購入していた。
新型コロナウイルスは、感染から発症までの潜伏期間がおおむね1週間から10日程度。外出自粛による感染拡大防止の効果が確かめられる時期について、県の幹部は4日の記者会見で「早くて2週間後」と説明。「一定の抑止効果を持つということは期待できる」と強調している。
最終更新:4/5(日) 8:07
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