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宮古島の風習、酒席で杯を回し飲む「オトーリ」自粛を 市が新型コロナ防止で呼び掛け

4/5(日) 8:10配信

沖縄タイムス

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと沖縄県宮古島市は3日、市民に対し、宴会や集会など多人数が集まるイベントの延期や中止を求めた。酒席での島独自の風習で、杯を回し飲む「オトーリ」も自粛するよう呼び掛けた。

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 市内で小料理屋を営む女性(63)は「オトーリは昔ながらのコミュニケーション方法ではあるけど、今はやらない方がいい」ときっぱり。

 ただ、客が今後もオトーリをした場合、店側では断れないとし「市はテレビCMなどでも『オトーリは駄目』と、もっと宣伝してほしい」と話した。

 宮古島市「来島時にマスク着用・手洗いを」

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、沖縄県宮古島市の下地敏彦市長は3日、市役所で記者会見を開き、島内を訪れる観光客に、マスク着用や手洗いの励行に努め、来島後は小人数で行動するよう呼び掛けた。

 現在、ツイッターなどの会員制交流サイト(SNS)では「宮古島へ観光に来ないで」などの投稿が相次いでいる。市は、同様の要望が1日10件ほど届いているとし、下地市長は「島内への移動を制止する法的根拠や権限がなく、島に来ないで、とまではいえない」と市の対応に理解を求めた。宮古、下地島両空港にサーモグラフィーを設置し、乗客の体温を測るなどの対策を県に要請していると述べた。

 下地市長は現時点で感染者は出ていないとし「感染防止には市民の冷静な行動が重要。対処方針に基づき行動するようお願いしたい」と話した。

 多良間村「21日まで来島自粛を」

 一方、多良間村の伊良皆光夫村長は3日、村役場での記者会見で、観光客に対して21日までは来島を自粛するよう要請した。理由として(1)村民の間で不安がある(2)狭い島に高齢者が多く、感染症が広がりやすい(3)医療従事者や医療物資が限られている-などを挙げた。

 伊良皆村長は「島内へウイルスを持ち込ませないことが最善の対応。観光客の皆さまには最大限の協力をお願いする」と述べた。

最終更新:4/5(日) 8:50
沖縄タイムス

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