日興アセットマネジメントは6日、「グローバル・オイル株式ファンド」の繰上償還手続きを中止し、20年6月29日に予定していた繰上償還を取り止めると発表した。新型コロナウイルスの拡大を踏まえた。
同ファンドは、日本を含む世界の石油関連上場企業20~30社程度の株式に厳選投資する。20年2月末時点で国内公募追加型株式投信においてファンド名に原油、オイルを含む原油関連ファンドは同ファンドを含めて4本(ETF2本含む)しかない。うち、ETF2本を含む3本は原油先物との連動を目指すインデックス型であり、原油関連のアクティブファンドは同ファンドのみである。
同ファンドの純資産残高をみると、16年8月の設定後、同12月の25億3200万円をピークに減少。18年2月以降は10億円未満で推移し、20年3月19日には1億2600万円まで減少した。同社では、残高減少のほか、マザーファンドに助言する米フランクリン・テンプルトン・インベストメンツから助言契約解除の意向を示されたことなどを受けて、3月30日に繰上償還を発表し、同31日時点の受益者に対して書面決議の手続きを開始していた。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、受益者から郵送される議決権行使書面の管理・集計といった書面決議手続きの運用に支障が出ると判断し、繰上償還を取り止めた。運用を継続し、購入・換金の申し込みを通常通り行う。今後については、新型コロナウイルスを取り巻く環境を注視しながら、繰上償還について検討を継続する方針としている。
20年2月末時点の3年トータルリターン(年率)は▲13.99%と、モーニングスターカテゴリー「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」平均(3.63%)を17.62%下回り、カテゴリー162本中159位となっている。
武石謙作
最終更新:4/6(月) 17:15
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