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S&P500連動で「明暗」、短期・長期のスタンスで差-3月米国籍ETF資金フロー

4/6(月) 18:35配信

モーニングスター

 新型コロナウイルスの感染拡大による金融市場の混乱にもかかわらず、3月の米国籍ETF(上場投資信託)の純資金流出入額は77億ドル(約8395億円)の流入超と、7カ月連続の流入超をキープした。

 けん引したのは米国株式に投資するETFだ。米モーニングスターの大分類別では第1位が「米国株式」で319億ドルの流入超となった。米国株式が急落する中、反発を見込んだ短期的な資金が流入した。同分類の純資金流入額が300億ドルを超えたのは18年1月以来2年2カ月ぶり。

 ETF別に見ると、流入額上位はS&P500種株価指数への連動を目指す「SPDR S&P 500 ETF」(ティッカー:SPY)が121億ドルでトップとなった。一方、流出上位にも、「iシェアーズ・コア S&P500」(IVV)が48億ドルの流出超で流出の第2位となるなど、同じ指数への連動を目指すETFで対照的な結果となっている。

 背景にあるのはこれらのETFを取引する投資家のスタンスの違いだ。IVVは日本の信託報酬にほぼ相当するエクスペンスレシオが0.04%と低く、長期で保有する投資家に向く。一方、SPYはエクスペンスレシオが0.0945%とIVVより高いが、過去3カ月の平均出来高は1.5億(IVVは865万)と全ETFのうちトップで、短期的なトレードで使われることが多い。

坂本浩明

最終更新:4/6(月) 18:35
モーニングスター

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