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『クスリのアオキ』独り勝ちが示唆、コロナ危機好成績ファンドの共通点-3月国内株式型リターン

4/6(月) 20:50配信

モーニングスター

 国内公募追加型株式投信のうち、「国内株式型」に属するファンドの3月のリターンをランキングしたところ、トップ10には食品や医薬品銘柄などの組入比率を高くするファンドが多く入った。35.55%のリターンでダントツとなったのは、確定拠出年金専用ファンドの「クスリのアオキホールディングス株式F(DC)」。当ファンドが組み入れる『クスリのアオキホールディングス』は、3月の既存店売上高が前年同月比17.2%増となったことなどが好感された。市場では新型コロナウイルスが拡大する中でマスクや消毒液の販売が伸びるとの見方が強まっている。

 3月のリターンが3.84%で第3位となった「イオングループ・ファンド」は、イオングループの全銘柄に投資するファンド。2月末時点の組入比率(31.0%)で第1位の『イオン』自体が3月は19.09%のリターンと良好だったことに加えて、組入比率(16.3%)で第2位の『ウエルシアホールディングス』も16.15%と大幅に上昇したことが寄与した。『イオン』は2月の月次売上高で、グループの主要な総合スーパーや食品スーパー、ドラッグストアでマスクなどの衛生用品や紙製品等の家事用品の売上が大きく伸びたことが好感され、『ウエルシアホールディングス』もドラッグストアの一角として買われている。

 また、食品や医薬品といったディフェンシブ銘柄の強さは、業種別指数に連動するETF(上場投資信託)の「(NEXT FUNDS)食品上場投信」や「(NEXT FUNDS)医薬品上場投信」が上位に来ていることにも表れている。

 アクティブファンドの中では「東京海上・ジャパン・レジリエンス株式オープン」も3月のリターンが3.45%とプラスで終えた。強靭なビジネスモデルを有し、利益成長の実現可能性が高いと判断する銘柄に投資するファンドだ。3月末時点のポートフォリオはまだ開示されていないものの、2月末時点では『ヤオコー』『ツルハホールディングス』『ライオン』『KDII』など3月のパフォーマンスが比較的良好だった銘柄の比率が高い。食品やドラッグストア、衛生用品そして通信といったディフェンシブ銘柄への投資が高パフォーマンスにつながった可能性がある。

坂本浩明

最終更新:4/7(火) 20:51
モーニングスター

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