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抗インフルエンザ薬「アビガン」~開発への2つのポイント

4/6(月) 17:45配信

ニッポン放送

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(4月6日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。抗インフルエンザ薬「アビガン」を30ヵ国に無償提供するというニュースについて解説した。

「アビガン」30ヵ国に無償提供

菅官房長官は3日、新型コロナウイルスの感染拡大に関して抗インフルエンザ薬「アビガン」を希望する国に無償で供与することを表明した。外交ルートを通じて、現時点でおよそ30ヵ国から要請があるという。

飯田)一方で国内では、備蓄200万人分を目指すということも報じられています。

須田)なぜ200万人分を確保するのかというと、SARSのときの苦い経験があるのです。結果的にSARSは収束に向かい、その際にワクチンや治療薬の研究がストップしてしまったという経緯があります。なぜストップするのかというと、収束すれば買い手がいなくなるからです。アビガンについては、もし万が一収束へ向かったとしても、200万人分は買うということです。だからどんどん治験をしてください、開発を進めてくださいという意味があるのだと思います。

アビガン開発の2つのポイント

須田)ポイントは2つあります。1つは資金面で、政府がどういった資金的なバックアップをするのか。メーカーは商業ベースでないと後ろ向きになってしまったり、スピードが遅れたりしてしまうので、資金的なバックアップは絶対に必要です。これは緊急経済対策に盛り込まれるということなので、その点はクリアしています。もう1つは、治験のプロセスです。これも日本の場合には、ものすごく時間がかかると言われて来ましたから、スピードアップをどう図るのか。安全性を確保してのスピードアップが求められると思います。

飯田)偽薬を使って比較するなど細かい治験をして、万が一にも副作用で人が亡くなることがないと証明しなければいけないので、時間がかかるという話がありますね。

新型コロナの治療薬とワクチンの開発が急務

須田)もともとは新型インフルエンザの治療薬として開発されて来たのですが、「まだできていなかったのか」というところもあります。もちろん副作用もあるので、慌ててやるということも問題なのですが、ここはスピードアップが必要です。もう1つ必要なのは、ワクチンです。治療薬に加えて、ワクチンの開発も全力で取り組んで欲しいところではあります。

飯田)見出しにあった30ヵ国に無償提供ということですが、求めている国が多いということでしょうか?

須田)新型コロナウイルスのいちばんの問題点は、ワクチンと治療薬がないということです。重症になったとしても対症療法しかないので、今後は発展途上国を中心に感染拡大が見込まれているなか、日本だけの問題ではなく、国際社会も治療薬を強く求めています。

飯田)これを日本国内で囲い込むのではなく、求める国には出して行く。日本の存在感という面でも、いろいろな効果がありそうですね。

須田)国際貢献の一環として、治療薬については日本も主導的役割を果たすべきだと思います。

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最終更新:4/6(月) 17:45
ニッポン放送

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