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こむら返りの対処法|足がつったらどうすればいい?【医師監修】

4/6(月) 20:11配信

FASHION BOX

突然、激しい痛みとともに筋肉が硬直し、そのまま動かせなくなった……。そんな経験が、誰しもあるのではないでしょうか。そんな「こむら返り」は、なんらかの理由で、自分の意思とは関係なく、筋肉が「けいれん」を起こしてしまうこと(筋けいれん)が原因だと、医学博士の川嶋朗先生は言います。こむら返りはどんな人に起こりやすいのか、そしてこむら返りが起きてしまった際の応急処置方法について話を聞きました。

こむら返りが体温36℃以下の人に起こりやすい理由

「血行不良」「冷え」「血行不良」「冷え」……。こういう状態が続くと、体温が通常よりも下がります。慢性的に36℃以下の体温が続く場合は「低体温」になります。

「低体温」の人は血液の温度も低いために血液の粘度が高く、老廃物が詰まりやすくなっています。また、筋肉がひんやりと冷たくつねに緊張した状態ですから、それだけでこむら返りが起こりやすくなっています。

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、バランスをとりながら働いています。
しかし、低体温によって交感神経が優位になり続けると、アドレナリンやノルアドレナリンなど興奮をもたらす物質を過剰に分泌し、筋肉や血管が収縮し続け、こむら返りが起こりやすい状態をつくってしまうのです。

ミネラルバランスの乱れなど栄養面も一因

マグネシウム、ナトリウム、カリウムなどのミネラルは、神経の伝達や筋肉の収縮に関わっています。なかでも筋肉の収縮に重要なのがマグネシウムです。これが不足すると、こむら返りが起こりやすくなります。

加齢や疲労、栄養不足、「冷え」などでミネラルバランスがくずれると神経の伝達に支障が生じ、腱紡錘(けんぼうすい)の働きが鈍くなります。筋肉の収縮をコントロールできなくなり、こむら返りを引き起こすと考えられています。

こむら返りの激痛・けいれんを鎮静する応急処置

「こむら返り」の痛みは激しく、就寝中に起こると目が覚めてしまいます。
痛みが治まるまでただただ耐える必要はありません。応急処置をすることで、こむら返りの痛みや違和感が残りにくくなり、くり返して起こることを予防できます。

こむら返りは、筋肉がけいれんを起こし、異常に収縮している状態です。

私たちの体は、筋肉を伸ばすことで、かたくこわばった筋肉がほぐれて下半身の血流が促されます。血流が改善すれば、体内のミネラルバランスもよくなって神経の伝達がスムーズになり、筋肉の収縮・弛緩(しかん)も正常に行われるようになります。

筋肉をもみほぐしたり、さすったりするだけでも痛みが和らぐことがありますが、最も効果的なのはけいれんを起こしている筋肉をゆっくり伸ばすこと。
症状が出ている箇所を丁寧に伸ばしてしっかりケアすることで、激痛やけいれんが治まります。

ただし、一気にむりやり伸ばしてしまうと筋肉組織が損傷し、肉離れに発展してしまうことがあります。落ち着いて、ゆっくりと行ってください。

また、こむら返りを起こしている箇所は、血管が収縮して筋肉の温度が低下しています。温めて収縮をゆるめることも大切です。

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最終更新:4/6(月) 20:11
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