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高速道路「絶対注意の急カーブ区間」5選 東名 東北 中央 中国 首都高は別格

4/6(月) 6:04配信

乗りものニュース

中央道の事故多発カーブでは厳重な注意喚起

 高速道路はその名のとおり、高速かつ安全に走行できるよう、カーブも極力ゆるやかに造られていますが、古い路線を中心に、他区間と比べて速度が制限されるような急カーブも存在します。

【航空写真】首都高本線の「R=88」カーブ

 ひとつの目安を挙げると、現行の道路構造令において、設計速度120km/h(新東名高速などが該当)の道路では曲線半径が710m以上、地形上やむを得ない場合でも570m以上とするよう定められています。曲線半径はカーブを円弧としたときの半径の長さを表す値で、道路標識では「R=570」などと表され、小さいほど急なカーブです。今回は、上記の値を大きく下回るような高速道路上の急カーブが存在する区間を5つ紹介します。

中央道 飯田山本IC~園原IC(長野県)

 山間部の区間が多い中央道は、いたるところで急カーブや急勾配が連続しますが、なかでも道路上に「最急カーブ」との大きな注意喚起看板が設置されているのが、阿智PAのやや南側にあるカーブです。半径はR=300で、かつ下り線は5.4%(100mすすむと高低差が5.4m、の意)という急な下り坂になっており、最高速度が70km/hに制限されています。

 2006(平成18)年には、このカーブを曲がり切れなかった大型車が側壁に衝突して横転、そこへ16台もの後続車が突っ込むという事故が発生し、5人が亡くなりました。これを機にNEXCO中日本は安全対策を大幅に強化、1.5kmも手前から数百mおきに大型の電光式標識を設置するなどして、このカーブへの注意喚起を重点的に行っています。

 なお急カーブという点では、たとえば東京側の上り線、調布IC~高井戸IC間の三鷹バス停付近にR=280というカーブが存在します。これは、下り線側の三鷹料金所が上り線側に張り出しているがゆえの線形で、今後、料金所の運用見直しとともに改良される予定です。

東名や東北道で事故多発の急カーブ連続区間

 東名高速や東北道にも、急カーブが連続する要注意の区間があります。

東名高速 大井松田IC~御殿場IC(神奈川県、静岡県)

 大井松田IC~御殿場IC間のうち、神奈川・静岡県境の山間部区間は急カーブや急勾配が連続するため、最高速度が80km/hに制限されています。R=600以下のカーブも多く、なかでも急なのは下り線の鮎沢PA手前にあるR=300というものです。また上り線は、この区間で最後のトンネルとなる吾妻山トンネルを抜けると、右に左にカーブする長い下り坂が3km以上続き、速度超過を招きがちです。神奈川県警も事故多発区間として特に注意を呼び掛けており、「雨の日はスピードを落とし、スリップ事故に注意しましょう」としています。

 NEXCO中日本の資料によると、この大井松田IC~御殿場IC間はR=1500未満のカーブの数が58か所と、他区間と比べても突出しており、事故による渋滞発生回数も多いそうです。これに並行して建設が進められている新東名は、最小でもR=3000という緩やかなカーブになるとしています。

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最終更新:4/6(月) 19:05
乗りものニュース

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