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柴崎岳が期待する化学変化。「『1+1=2』じゃなくて、自分が感じたことを伝えていきたい」

4/6(月) 12:11配信

REAL SPORTS

柴崎岳が変わろうとしている。いや、本人の言葉を借りれば、「意識して変わろう」としているのではなく、「経験や体験の中から導かれる考えが、自然と出てきている感覚」だという。だが、明らかな変化があるのは間違いない。これまでは、ほとんど表に出さなかった自分自身の考えを、SNSやnoteで積極的に発信するようになったのはなぜなのか。スペインでプレーするようになって、どういった意識が芽生えたのか。日本代表の司令塔の素顔に迫る。

(※このインタビュー記事は、UDN SPORTS Official Channel内で公開した「UDN TALK 岩本義弘×柴崎岳」を再構成したものです。動画でもぜひお楽しみください)

(インタビュー・構成=岩本義弘[『REAL SPORTS』編集長])

青木さんを見て、「俺、後輩にそんなこと言えないんだけど」って思ってました

――今日はよろしくお願いします。以前は『サッカーキング』の会社で編集長や社長をやっていたんですが、今は『REAL SPORTS』の編集長や、Jリーグを目指しているサッカークラブ「南葛SC」のGMをやっています。

柴崎:南葛SCって青木(剛)さん(元鹿島アントラーズ)が所属しているところですよね。

――そうです! 南葛SCは『キャプテン翼』の高橋陽一先生がオーナー兼代表取締役をやっているクラブで、Jリーグから数えるとまだJ7なんですが、本気でJリーグを目指して活動してます。もちろん、まだアマチュアリーグ所属なので、J1クラブのように潤沢な資金があって、かたっぱしから選手を取ってこれるわけじゃないですが。

柴崎:でも、Jリーグと似たようなことを、その資金の中でやってるってことですよね。

――そうです。でも、そんな状況の中で、青木くんは南葛SCに来てくれて。しかも、ロアッソ熊本との契約がまだ1年残っていたのに。来てくれた一番の理由は、おそらく、家族との時間を大事に考えたから。現在、青木くんは家族と鹿嶋に住んでいて、そこから葛飾に通ってます。それと、実は自分でやりたい仕事があったみたいで、インソールとシューズのお店を鹿嶋で始めたいと。正直、鹿嶋でお店をやるのは心配してたんですが、いざやってみたら、鹿嶋の人たちや鹿島アントラーズのファン・サポーターの人たちもたくさん来てくれてるみたいで。サッカーをやっている人はもちろん、一般の人たちも。足って、一般の人にとっても大事ですからね。でも一番は、青木くんの誠実なキャラクターがいいのかなと。

柴崎:青木さんは、誠実という意味では、後輩の僕らに対しても先輩感は出さなくて、すごく真面目な先輩です。言葉はそれほど発しないタイプですけれど、鹿島にいる時は、一つひとつの行動に、プロ意識を感じましたね。ずっとそんな感じです。

――青木くん、先輩としてどんな感じでした?

柴崎:いじったりしても笑ってくれます(笑)。

――今もめっちゃいじられてます。最年長なのに(笑)。

柴崎:本当ですか(笑)。それがたぶんノーマルです、彼にとって。

――ノーマル(笑)。あと、後輩へのリスペクトがすごい。プロの選手もアマチュアの選手も、社会人リーグだから、みんな日中は働いているんですが、アマチュアの選手に対するリスペクトもすごくて。むしろ、プロ選手とアマチュア選手の間をうまくつないでくれてるのが青木くん、みたいな感じで。

柴崎:僕らが一緒にやっていた時も、確かに後輩へのリスペクト、という意味では、「岳のこういうところはすごく勉強になる」とか普通に言ってくれるんですよ。「俺、後輩にそんなこと言えないんだけど」って思ってました。

――柴崎選手は、後輩にはけっこう格好つけるほうなんですか?

柴崎:格好つけているわけではないんですけれど、傍から見たらそう見えるかもしれないです。少なくとも、青木さんみたいに、ざっくばらんに、いじられたりするような関係性にはなりづらいかなと。

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最終更新:4/6(月) 14:15
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