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「なぜなんだ 晴れているのに 外いけない」 新型コロナで子ら一句 休校のさびしさ顕著に/兵庫・丹波篠山市、丹波市

4/6(月) 11:21配信

丹波新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、学校現場が休校になってから1カ月以上が過ぎた。突然、日常を奪われた子どもたちは何を思うのか。兵庫県丹波篠山市、丹波市を発行エリアにする丹波新聞社では、休校中の小学生に思いを表現してもらおうと、「休校」をテーマにした川柳を募集したところ、数多くの作品が寄せられた。子どものたちの生の声、一部をお聞きください。そして、みなさんも一句いかがでしょう?

 ◆なぜなんだ 晴れているのに 外いけない(小4)

 子どもの率直な思いを表現した秀作。大人でも、感染予防が目的とはわかっていても、晴れた空を見上げるたびに、「なぜ」と問いかけてしまう。

 ◆はるやすみ たのしくない さいあくだ(小2)
 ◆たいくつだ コロナウイルス いやだな(小1)
 ◆かなしいよ はやく行きたい がっこうへ(小3)
 ◆さいあくだ がっこういけない さみしいな(小2)

 長い休みを喜んだ作品は一つとしてなく、歓迎していない様子が浮かび上がる。

 ◆友達に 早くあいたい さみしいな(小4)
 ◆おいコロナ ともだちあえず かなしいぞ(小1)
 ◆友達に 早く会いたい あそびたい!(小4)
 ◆おともだち なにしているの あそびたい(小1)
 ◆友だちと 早くあいたい かなしいな(小2)
 ◆おにごっこ みんなでいっしょに はよしたい(小1)

 休校を悲しむ理由で最も多かったのは、友達に会えないこと。子どもたちも突然の環境の変化に戸惑っている。

 ◆卒業式 れんしゅうしないで 本番だ(小6)
 ◆卒業式 でたかったな また会えたらな(小5)

 感染防止を理由に規模が縮小された卒業式。卒業生は練習なしの本番を嘆き、出席できなかった在校生は、仲が良かったお兄ちゃん、お姉ちゃんへの思いをつづる。

 ◆かんせんしゃ どんどんふえる こわすぎる(小2)
 ◆これいじょう ししゃをふやすな 絶対だ(小6)
 ◆やすみいや コロナウイルス しにやがれ(小2)
 ◆はるが来る いつはじまるの がっこうは(小3)
 ◆しんどそう コロナウイルス なった人(小2)
 ◆スーパーマン コロナウイルス たいじして(小3)
 ◆マスクして はなしするのが くるしいな(小1)

 休校を悲しむ句に次いで多かったのは、感染拡大が止まらない状況に、子どもたちもおびえている様子がわかる作品。やり場のない怒りをきつい言葉で表現した作品もある。

 ◆コロナはね 対策できるよ てあらいだ(小6)
 ◆ころなでね そとにいけない いまだけだ(小1)

 一方、子どもたちも感染予防に取り組んでいることや、きっとやってくる日常に期待を寄せる句もあった。

 ◆婆ちゃんの 手作りマスク 大好評(大人)
 ◆感染に じじばば出番 休校日(大人)
 ◆マスクなし ドラッグストア 増す苦あり(大人)
 ◆手洗いの 作法教える 4歳児(大人)
 ◆ウイルスに 知と品性を 試される(大人)

 大人からも数多くの作品が寄せられた。巧みな言葉遣いで、新型コロナウイルスに疲弊する世相を切り取っている。

 緊急事態宣言が迫っている。新型コロナウイルスの終息と、子どもたちの平穏な日常が一日でも早く訪れることを願うばかり。

最終更新:4/6(月) 11:33
丹波新聞

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