市川美絵がパーソナリティをつとめるラジオ生放送番組「Seasoning~season your life with music~」。4月2日(木)放送の「若新雄純の『無責任相談所』」のコーナーでは、木曜レギュラーパーソナリティの若新雄純(慶應大学特任准教授などをつとめるプロデューサー)が、リスナーからの相談に答えました。
若新がリスナーからのお悩みに答えるものの、その回答には一切責任を取らないという斬新(!?)なコーナー。この日寄せられたのは、中学2年生の娘のことを案じる母親からの相談です。
「私には中学2年生になる娘がいます。高校受験を考えて、この1年、勉強のアシストをしてきました。娘の頑張りもあって、学年末の成績表はオール5でした。『これからも頑張ろうね』と話していますが、先日、娘が『あまり長生きしたくないな。だって“生きる”っていろいろ大変だもの』と言いました。学校でも、先生からの信頼もあり、かなり頑張り過ぎているのかと心配になってしまいました。もうこれ以上、期待を感じさせるようなことはしないほうが良いのでしょうか?」
この相談に若新は、「中二病ですね」ときっぱり。続けて「“思春期は中二病たれ!”というのが僕の主張ですから。思春期というのは、自意識過剰になるというか、自分の可能性について浮き足立ったり、背伸びしたりとか、でも、それだけじゃないと僕は思っていて。今までは“当たり前だ”と思っていたことに対して、いちいち疑問を持つようになるのも“中二病的”思春期の特徴だと思う」と説明します。
若新は、「中学生になると、大人の発言とか、クラス内での立ち位置や部活のなかでの序列、人からの評判とかをより意識するようになる」とするも、相談者の娘さんの場合、成績が良かっただけに「自分に価値がない、と思っているわけではないと思う」と推測。
「いい評価を得ていたとしても、周りの友達からの見え方も一様ではないと思うし、成績が良かったことについて、もしかしたら嫉妬している友達がいるかもしれないし、それはわからない。僕らは非常に複雑な人々からの反応を受け取りながら生きているので、そういうことが気になってくるもの」と言います。
さらに、「思春期のときって、そういった気になることからちょっとした疑問、違和感、葛藤が最大化すると僕は思っていて、“なぜ生きているのかな”とか“何の価値があるのか”につながることもある。中学生のころって、自分のなかで湧き上がってきた疑問をまだ子どもとして素直に口に出せるいい時期だと思うんですよ。だから娘さんは、今まさに、人生の貴重な“問いを持つ”という瞬間にいる」と話します。
一方で、「“なぜ働かなくてはいけないのか”“どうして上司は偉そうなのか”“なぜお金が必要なのか”と追求すればするほど答えられないことも多いから、問いの深みにはまると、世の中が生きづらくなる部分があると思う」とも。
若新は、こうした問いのなかから「明確な答えではなく、自分なりの人生の意味を見つけられたり、納得感を得られたりするような人が、これからの時代は幸せになると思う。だからお母さんとしては、突然娘さんがそんなことを言い出して、戸惑うかもしれないけど、これらの問いには答えがなくていいと思うし、焦って解決する必要はない」とアドバイス。
「例えば、『お母さんだったらこう思うな』『お母さんは、昔こういう風に感じていた』という具合に、娘さんと一緒にそれを深めていって、疑問を持つこと自体を2人で面白がれるといいんじゃないですかね。
これからの時代は、正解のないことが多いから、答えを出すことより、疑問を楽しめるような人が、楽しい人生を送れるんじゃないでしょうか。きっと娘さんは、“問いを持つ人生”をスタートしたんだと思います。若新雄純という存在も疑問だらけです」と言葉を届けました。
(ラジオ生放送番組「Seasoning~season your life with music~」4月2日(木)放送より)
最終更新:4/6(月) 12:24
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