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企業名や所在地を公表せず山口県に批判 クラスター発生疑い

4/6(月) 22:21配信

中国新聞デジタル

 山口県の周南、下松の両市で5人が新型コロナウイルスに感染したことを巡り、県がクラスターの発生が疑われる企業名や所在地を公表しなかったことに県民から批判の声が上がっている。村岡嗣政知事のフェイスブックにも書き込みが相次ぎ、周南市の藤井律子市長も「市民の行動の判断基準になる」と公表するよう求めた。

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 県が4、5の両日に感染を確認した5人のうち4人は同僚で住所は周南市と下松市に分散。県はクラスターの可能性が高いとする一方、公表については「経営者の同意を得られていない」としている。

 こうした県の姿勢にインターネット上では感染拡大の予防の観点から「企業名を公表すべきだ」などの意見や両市内の企業名を挙げた書き込みが相次ぐ。村岡知事のフェイスブックにも「企業名や行動歴を開示してもらわないと防御のしようがない」「プライバシーより県民の命を優先して」などと書き込まれている。

 中国新聞の取材で企業は周南市に本社があり、従業員は十数人と確認。自身も社員と大阪に出張し感染した社長は「地域に迷惑を掛け申し訳ない。いまは社員と家族の健康を守るのに精いっぱい」と社名を公表しないよう県に求めている。

 記者会見を開いた藤井市長は、企業名などを把握しているとした上で、県が保健行政を所管することを念頭に「知事には公表してもらいたいと伝えた。市民が取るべき行動を判断できる」と訴えた。村岡知事は「懸念はもっともだが、大きな会社でなく市民と触れ合う業種でもない。どのようなかたちで対処できるか検討する」としている。

中国新聞社

最終更新:4/6(月) 22:21
中国新聞デジタル

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