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F1中堅チーム、予算上限を約108億円まで引き下げ要求。フェラーリは従業員の一時解雇も視野に

4/6(月) 12:57配信

オートスポーツweb

 F1の小規模チームは、新型コロナウイルス危機によるF1界の景気後退の影響を最も受けやすい。彼らは、2021年の予算上限を1億7000万ドル(約184億円)から1億ドル(約108億円)まで引き下げることを求めている。

 2020年の選手権は開幕から中止や延期が相次いでいて、晩夏までレースが開催されない可能性があることにより、F1は多大なダメージを負うことになる。収益の下落はF1の商業権保有者であるリバティ・メディアにまで及び、チームもまた大幅な収益減に備えている。

 F1はコスト削減に向けた一連の対策により、収益源の影響による赤字を軽減させようとしている。2021年シーズンに予定されていたレギュレーションの大幅変更は、2022年まで延期された。

 またチームは2020年型のシャシー設計とこれから設計されるコンポーネント一式を、2021年まで引き継ぐことになる。これらの対策により、2020年のコストは削減されるだろう。F1はさらに出費を制限するため、2021年のパワーユニット開発の凍結を検討していると報道されている。

 しかしながらウイリアムズ、アルファロメオなどの小規模チームは、2021年度に施行される予算制限の上限を1億7000万ドル(約184億円)から、1億ドル(約108億円)まで引き下げるように働きかけている。

 FIAのジャン・トッド会長は、メルセデスやルノーに適したレベルである1億5000万ドル(約162億円)までの引き下げを主張したが、フェラーリやレッドブルはこれに反対するだろう。ただレッドブルは、F1の新レギュレーション導入が2023年まで持ち越されるのであれば、引き下げられた新予算上限に賛成するという。

 しかしフェラーリは1億5000万ドル(約162億円)の上限について、それ以下のレベルで活動している小規模チームにとってはなんの影響もないことだが、大規模チームにとっては経済的困難が伴う時期に大幅なレイオフ(一時解雇)を行わざるを得なくなると考えている。

 報道によると小規模チームは、フェラーリやレッドブルがバジェットキャップ制度に対して柔軟な姿勢を見せないことに不満を持っているようだが、グリッド上で下位にある彼らは、低く見積もっても最終的な上限が1億3000万ドル(約140億円)になることを期待している。

 F1のチーム代表たちは、月曜日にビデオ会議で現在の状況と今後について詳細まで話し合う予定だ。

[オートスポーツweb ]

最終更新:4/6(月) 12:57
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