ここから本文です

でか山 無念の片付け 七尾・青柏祭 人形、飾りは来年へ

4/6(月) 1:27配信

北國新聞社

 5月3~5日に七尾市中心部で予定されていた「青柏祭(せいはくさい)」で、祭りの目玉である巨大な山車「でか山」の運行が新型コロナウイルスの影響で中止になったことを受け、でか山を運行する山町(やまちょう)の鍛冶町と府中町は5日、作りかけていた飾りなどを片付けた。戦後初とされるでか山運行の中止に、若衆らは無念さをにじませながらも、来年の運行に向けて気持ちを新たにした。今年作った人形などは保管して来年使う。

 高さ12メートル、重さ20トン、車輪の直径2メートルのでか山は鍛冶町、府中町、魚町の3町が運行する。魚町は5日から本格的な準備に取り組む予定だった。

 鍛冶町では、地元の大(おお)地(とこ)主(ぬし)神社にマスク姿の若衆らが集まり、藤の木の根を束ねて編んだ「藤つる」を切ってまとめた。藤つるはでか山の柱の固定に使われ、長期間保管して使うことはできない。切断後は山王奉賛会に寄付し、7月の夏祭り「七尾祇園祭(ぎおんまつり)」で披露されるかがり火にくべる。

 野沢清総代は「残念だけど仕方ない。来年頑張らなければ」と話した。でか山を覆う「むしろ」も倉庫に納めた。

 今年から若衆が主体で飾りや人形作りに取り組んでいた府中町では、約80人が飾りを片付けた。今年は「橋弁慶」をテーマに準備を進めていた。すでに完成していた五条大橋は貸倉庫に入れ、その他の飾りや武蔵坊弁慶、源義経などの人形に着せる衣装は地元の印(いん)鑰(にゃく)神社で保管する。

 若衆頭の谷内一三さん(44)は「今年できなかった分、来年はもっと良い祭りにしたい」と力を込めた。

北國新聞社

最終更新:4/6(月) 1:27
北國新聞社

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事