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コロナで消費低迷もホンダの新型フィットは好調-「心地よさ」に支持

4/6(月) 16:20配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 新型コロナウイルスの感染拡大で世界中で新車販売が大幅に落ち込み、各メーカーが工場の操業停止を余儀なくされる中、ホンダが投入した主力小型車「フィット」の新モデルの販売が好調だ。3月の国内販売台数は前年同月を大幅に上回り、同時期に発売されたトヨタ自動車の「ヤリス」を超え、小型車対決を制した。

日本自動車販売協会連合会が6日に発表した3月のブランド別新車販売台数でホンダの新型フィットは市場全体が落ち込む中、前年同月比37%増の1万4845台でトヨタのカローラに次ぎ2位となりヤリスの1万3164台も上回った。旧モデルである「ヴィッツ」の昨年同月の販売台数との比較ではヤリスは約17%の増加だった。

フィットとヤリスはそれぞれ2月半ばに国内市場に投入された。1日に公表された軽自動車やバスなども含む3月の国内新車販売台数は前年同月比9.3%減の58万1438台と大幅に落ち込んでいた。

新型フィット開発責任者の田中健樹・本田技術研究所主任研究員は3月25日のインタビューで、走行性能や燃費の改善といった機能面での進化より顧客に「心地よさ」を提供することを目指したと話した。

徹底した市場調査に基づき、顧客が「安心とか快適とかリラックス」を求めていることがわかったため運転席からの視界のよさやシートの座り心地などに特にこだわったといい、顧客からの反応もおおむね好評という。

グローバルカー

ホンダは国内以外では今年半ばに欧州での投入を予定している。新型フィットでは一部の海外市場から撤退するとの報道もあったが、田中氏は新型フィットは「グローバルカーとして開発している」とし、日本専用に開発された車ではないと明言した。

タイやインドなどでも市場調査を行っており、新興国の消費者の嗜好(しこう)も先進国のような洗練された価値観に近づいている傾向があることから、新型で訴求する心地よさが求められる可能性はあるとした。

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最終更新:4/6(月) 16:20
Bloomberg

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