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歴史的株安、勝ち組はゲーム?「巣ごもり」で脚光-3月国際株式型リターン

4/7(火) 16:30配信

モーニングスター

 世界的に新型コロナウイルスの感染が拡大し、外出自粛による「巣ごもり」消費が注目される中、ゲーム関連株のパフォーマンスが良好だ。国内公募追加型株式投信のうち、「国際株式型」に属するファンドの3月のリターンをランキングしたところ、トップ10にゲーム関連株ファンドである「ゲーム&eスポーツ・オープン」「iFreeActive ゲーム&eスポーツ」の2本が入った。なお、両ファンドは同じマザーファンドに投資するため、実質的に同じ運用が行われている。

 「ゲーム&eスポーツ・オープン」は3月のリターンが▲2.31%で第5位となった。第1位から第4位までは先物取引などを活用して下落相場にも対応可能なファンドとなっているが、こうした手法を用いないファンドとしては最もパフォーマンスが良かったことになる。2月末時点の組入銘柄上位は第1位が中国の『テンセント』(組入比率8.2%)、第2位が韓国の『NCソフト』(同8.0%)、第3位が米国の『エレクトロニック・アーツ』(同7.8%)など、各国を代表するゲームメーカー。また、第10位には『任天堂』(同5.3%)も入っている。

 3月末時点での組入銘柄はまだ公表されていないが、参考として各銘柄の3月の株価騰落を見ると、『テンセント』が▲1.50%、『NCソフト』が0.46%、『エレクトロニック・アーツ』が▲1.18%と底堅いほか、『任天堂』は14.72%と大幅に上昇しており、歴史的な下落相場で総じて堅調なパフォーマンスとなった。

 ゲームをスポーツとして捉える「エレクトロニック・スポーツ(eスポーツ)」への関心が高まる中で設定されたファンドだが、2ファンド合わせても純資産残高(3月末時点)は3億円超にとどまる。米国上場ETFに目を向けると、国内証券で購入可能な「Global X Video Games & Esports ETF」(ティッカー:HERO)があり、残高は0.6億ドル(約74億円)と少ないが、3月のリターンは▲0.12%(米ドルベース)とやはり良好。コロナ危機が契機となりゲーム関連株の好調なパフォーマンスが認識されれば、こうした銘柄に投資するファンドへの注目度も高まる可能性がある。

坂本浩明

最終更新:4/7(火) 16:30
モーニングスター

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