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新学期 厳戒スタート 福島県内小中学校1カ月ぶり再開

4/7(火) 8:27配信

福島民報

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、約一カ月ぶりに再開した県内の小中学校は六日、緊張感に満ちた新学期のスタートとなった。各地の入学式と始業式は子どもたちと保護者がマスクを着用するなど厳戒態勢の中で行われた。各校は、在校時間を極力減らしたり、部活動で密集や密閉を回避するなど、本格的に始まる学校運営に工夫を凝らす。

 県内では七日から授業が本格再開するが、当面は福島市教委や新地町教委など各地の学校で午前中のみの授業で対応する。独自の取り組みとして、いわき市の藤原小は休み時間を短くし、下校時間を早めることを検討している。福島市教委は各校に対し、児童生徒が一堂に会する学校行事を当面の間、控えるよう要請した。

 日々の学校生活では県内各校が児童、生徒へのマスクの着用やうがい、手洗い、小まめな換気、毎朝の検温などを徹底している。福島市は市内の小中学校、特別支援学校に非常用のマスク計約二万枚を配布したが、市教委の担当者は「持っていない子どもに渡せる数はそう多くない」と危惧する。布マスクを一人一枚配布できるよう入手を急いでいるという。

 郡山市の郡山五中は事前に全家庭に部活動の参加承諾書を配布し、保護者と生徒自身のサインを求める。飛沫(ひまつ)が危惧される合唱部や管弦楽部は密集を防ぐため、全体練習を集会室や体育館など広い場所で行う。運動部は生徒間の接触を避けるため、筋トレなど基礎練習を基本とする。村上文生校長は「教員と生徒が協力して校内で感染者がでないよう努力したい」と気を引き締める。

 一斉休校に伴う授業の遅れを取り戻そうとする動きも。相馬市の小中学校は一斉休校の影響で三学期に未指導だった教科の単元を、新学期の通常授業の中で補習をする。今春から中学生となった生徒に対しては、小中学校の教員間で情報交換しながら補助指導を進める。市内の中学校に入学した女子生徒の母親(48)は「学習に遅れが出ないか心配だった。しっかり対応してもらえるのはありがたい」と歓迎した。

■入学式 マスク姿で

 感染者が確認された地域を中心に緊張感に包まれた入学式、始業式となった。

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最終更新:4/7(火) 18:02
福島民報

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