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コロナ・ショックの中資金集まる、3月のパッシブファンドの資金流入額は10年間で2番目の高水準

4/7(火) 20:40配信

モーニングスター

 新型コロナウイルスの蔓延に世界の金融市場が揺れる中、20年3月の国内投信市場ではパッシブファンドへの資金流入額が急増し、純資金流入額は過去10年間で2番目の高水準となった。

 モーニングスターの推計によると、国内公募追加型株式投信(ETF除く)のうち、パッシブファンドへの20年3月の純資金流出入は2968億円の純資金流入。流入超過額は前月比で1681億円増加し、10年4月以降の10年間でみると18年10月の3367億円に次ぐ規模となった。

 流入額急増の第一のけん引役は、日経225連動型ファンドだ。20年3月は1511億円の純資金流入となり、流入超過額は前月比1045億円増加。過去10年間でも18年10月、14年1月に次ぐ3番目の高水準となった。14年1月、18年10月、そして20年3月の日経平均株価の騰落率はそれぞれ▲8.45%、▲9.12%、▲10.53%。日経平均株価が急落する過程で、逆張りスタンスの投資家の資金流入が加速した。個別では、「日経225ノーロードオープン」(296億円の純資金流入)、「インデックスファンド225」(159億円の純資金流入)、「MHAM 株式インデックスファンド225」(122億円の純資金流入)への流入が目立った。

 日経平均株価とTOPIX(東証株価指数)以外の指数に連動する「その他」のパッシブファンドも、1759億円の純資金流入となった。流入超過額は前月比で937億円増加し、過去10年間でも19年9月の2569億円に次ぐ2番目の高水準であった。「その他」のパッシブファンドを個別に見ると、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」(201億円の純資金流入)、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」(91億円の純資金流入)、「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」(80億円の純資金流入)など米国株式に投資するファンドが目立った。また、「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」(89億円の純資金流入)、「<購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国株式インデックスファンド」(77億円の純資金流入)なども資金を集めた。いずもれ低コストファンドであり、また、つみたてNISA採用ファンドでもある。株式市場が急落する中、長期分散投資に適した積立投資への関心や株価反転期待などから資金が向かったとみられる。

武石謙作

最終更新:4/7(火) 20:40
モーニングスター

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